サッカーW杯・メラメラ炎天下のガラガラ野外観戦記

公開日 : 2006年06月13日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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観戦記というほど大げさなものではないのですが、12日の対オーストラリア戦、観てきました。あのメラメラ炎天下の午後、ドイツの或る田舎町の野外特設スクリーンで。

冷房の効いたサッカー・カフェや、自宅で観戦するのも悪くないけれど、他のファンと一緒に喜んだり悔しがったりするほうが楽しいし、噂の巨大スクリーンを一度拝んでみたいという興味も手伝って、30℃という炎天下の中、特設スクリーンがある郊外の競技場まで出かけることに。ただし、競技場というからには日陰などみじんもあるはずがなく、ジリジリの直射日光にさらされつつ、不動のままで90分間耐える自信がなかったので、勝利ムードで折り返した前半を自宅TVで見届けてから、車でいざ出発。

さて、会場に着くと・・・あらら?確かに巨大画面に試合が生中継されているものの、競技場の乾いた地面に響き渡るのは、中継アナウンサーのコメントばかり。観客席はと言うと、パラ、パラ、マバラ状態で、私たちを含めてもせいぜい20名弱。これじゃ、サッカーの試合さえ出来ない人数じゃないですか。ま、確かにここは人口の少ない田舎町だし、時刻は平日の午後4時前だし、日本VSオーストラリア戦のために、この炎天下に身を投げ出そうというファンが少ないのもわかりますけどね。軽食やドリンクを売るスタンドの店員さんたちだって、仕事がヒマな上、日本にもオーストラリアにも関心がないと見えて、スクリーンには目もくれずにおしゃべりに夢中でしたし。

強力な直射日光を浴び続け、火傷したんじゃないかと思うほどヒリヒリする両腕の痛みを堪えながら応援したのですが・・・結果はご存知の通り。暑さと悔しさで頭が朦朧としてしまい、帰り際に、オーストラリアのファンから、「残念でしたぁー!」と笑いかけられた時も、何と言って応えたらいいのか即座に名答が浮かばず、「オメデトウ。」と苦笑いを返すのがやっと。それからもうひとつ、こういう無限大の悔しさを背負ったままでハンドルを握るのも、避けるべきだということも学びました。「こういうドライバーが前を走っていたら、多めに車間距離を置くよな。」と思うほど乱暴な運転でしたから、帰り途の私(苦笑)。

画像:写真左奥に見えるのが野外スクリーン。スクリーン上での熱戦が別世界の出来事のように、観客席はいたってのんびりムード。ここでドイツ戦を観戦した友人の話では、地面の芝が見えなくなるくらい超満員だったとか。

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