開業125周年のKARSTADTでお助けマンに遭遇

公開日 : 2006年10月16日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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1881創業の老舗百貨店KARSTADT(カールシュタット)が125周年記念年を迎え、全国の支店で記念セールを展開中です。ファッション、コスメ、家電、インテリア、スポーツ、玩具、ハイテク、グルメなどなど...、「とりあえず何でも売っている」デパートのお手本KARSTADT。数年来躍進する小型・中型の専門店と仁義無きサバイバル戦争を繰り広げつつ迎えた125周年です。

STADT(「市、町」の意)という単語が使われているため、創業地の地名なのかと勘違いしそうですが、KARSTADTは人名。1881年、Rudolph Karstadt氏が北ドイツのWismarにオープンした織物商店(日本式に言うと呉服屋かナ)がそのルーツ。その後も北ドイツを中心に次々と支店をオープンし、1920年には株式会社にまで成長を遂げ、さらに1999年、通販大手のQuelle社と組んだ結果、ヨーロッパ最大の小売・通販コンツェルンが誕生したことは記憶に新しいところです。

つい先日、仕事先の町を歩いていましたら、KARSTADTそばの歩道に巨大な金色のショッピングバッグがど〜んと置かれているのを発見(画像参照)。みなさまにその大きさをお判りいただくため、歩行者がそのバッグの直前を通過するのを待って(これが、案外時間かかった)、一枚パチり。続いて、どんな記念セールをやっているのか興味津々で店内へ。特に目的も無く、エスカレーター横にある「フロア見取り図」を眺めていましたら、およそ5秒ほど経ったところで、どこからともなくお助けマンが駆けつけて来て、「何かお捜しの商品がございますか?」なんてニッコリ声を掛けられて焦りました。ドイツのデパートでこんな風に(自主的に)親切にされることは滅多に無いし、おまけにこのお助けマン、黒光りするタキシードにキンキラキンのド派手なタスキを斜めがけしていて、見ている方がちょっと照れちゃう出で立ち。

さて、「何かお捜しの商品でも?」とお助けマンに微笑まれ、最近目覚まし時計の調子が悪いことをとっさに思い出した私は、「目覚まし時計はどこですか?」。かくして私は、キンキラキンのお助けマンに、ご丁寧に時計売り場までエスコートしてもらったのでした(道中、ビックリして振り返る人が多くて恥ずかしかった)。ちなみに、セール期間中に買い物をすると、歩道にそびえていたような金色のショッピングバッグに入れてくれます、ご参考まで。

公式サイト

www.karstadt.de

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