使い道の御三家は「お菓子類、携帯電話、CD」
お菓子類、携帯電話、CD。これ、子どものおこづかいの使い道の御三家。
ドイツの子どものおこづかい事情を探ってみましたら、いくつかおもしろいデータが見つかりましたのでご紹介します。実は本日のブログ、日本の「子どもの日」にバッチリ合わせて発信しようと思っていながら、もたもた推敲しているうちに今日になってしまった次第です。でも、せっかく書いたこの原稿を、来年の5月5日までキープしておくのも何だか口惜しいので、遅ればせながら本日更新することにしました。
.....と、読み苦しい言い訳はこのくらいにして、本題に入ります。
子どもにおこづかいをあげることは、成長過程においてたいへん重要なことである。なぜなら、?お金を用途別に使い分け、?範囲内でやりくりすることを学び、?金額の大きい物を買うために節約することを覚え、?お金とのつきあいを通じて、自主性も育つからです。また、就学年齢に達したら銀行(郵便局)口座を作ってあげて、自分で口座を管理させるのも名案です。
初めてのお小遣いは、4、5歳くらいで与えるのが適当。10歳くらいまでは、毎月ではなくて「毎週一回」与えるのが良いでしょう。なぜなら、「一ヶ月」むこうまで資金繰りを計画するのは、10歳以下の子どもにはまだ難しいからです。逆に、それ以上の年齢の子なら、資金のやり繰りや節約を学ぶためにも、「毎月一回」にするのが好ましいです。
さて、金額の目安としては:
4歳〜:毎週1.50〜2ユーロ=約245〜326円
7〜9歳:毎週2ユーロ=約326円
10〜12歳:月額10ユーロ=約1630円
13〜15歳:月額20ユーロ=約3260円
16〜18歳:月額30〜60ユーロ=約4,890〜9,780円
(1ユーロ=163円で換算)
いずれにせよ、「おこづかい」の重要なポイントは、
1:定期的にあげる。
2:徐々に金額を増やす。
3:多くあげすぎない。クラスメートより余計にもらいすぎると、その子どもが孤立する要因となる。
.....と、こんなデータが浮かび上がってきました。
ふむふむ、「余計に与えすぎると、その子が孤立する要因となる」というアドバイスには納得、納得。これは、おこづかい以外の事項にも当てはまりそうですね....。
金額の目安については、特に園児のおこづかい額(毎週毎週300円づつ)がやや高額だという印象を持たれる方がおいでかもしれませんが、目下の円安のために、円換算した金額が高めになっているということも付け加えておきたいと思います。
本日の画像:鳥の巣箱かと思いきや、実は木製の貯金箱。ぜ〜んぜん貯金箱らしくないところがgood!
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