泊まれる美術館「ARTE LUISE HOTEL」 in ベルリン

公開日 : 2007年06月02日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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ベルリン流行の新発信地「ミッテ地区」にある

「ARTE LUISE KUNSTHOTEL」は、まさに泊まれる美術館と呼べるアートホテル。かつて、旧東ドイツ時代にMOEWEという舞台・映画芸術家クラブが入居していた建物を、ドイツ統一後、じっくり時間を費やしてアートホテルに改修したものだけあって、芸術へのこだわり方は相当なもの。

およそ50ある客室ひとつひとつが、それぞれ異なる芸術家の手でデザインされており、その作品のタイトルがそのまま各部屋の名称になっていることからも、部屋をひとつの作品としてとらえるコンセプトがうかがい知れます。さらに、なんと2〜5年ごとにすべての部屋のデザインを一新してしまうという、ほとんど挑戦的な経営方針も新鮮です。

さてさて、実際に客室のデザインに注目してみると、目に飛び込んでくるのは、壁を這うカラフルな靴下の群れ、ふたつ並んだ白い宇宙服、天井から吊るされた黒い雨傘などなど・・・ う〜ん、ひとりで宿泊するには、ちょっと勇気がいりそうな部屋もあるなぁ・・・(笑)。ちなみに、ホテルのサイトで客室すべての画像が見られますので、気に入った部屋をご指名予約することも可能です。

たとえば、本日の画像は、「Unter dem roten Pferd」(直訳すると「赤馬のもとで」)というタイトルが付けられた314号室のもので、ドイツ出身のR.Schmelter氏が、強烈な色彩と立体手法を用いて南国の情景を表現したシュールな作風が印象に残ります。(.... 個人的には、218号室の部屋の窓から、一晩中眼下の裏通りを眺めていたい〜なんて思うのですが、みなさんのお気に入りは何号室ですか〜?サイトの部屋紹介をチェックしてみてくださいね!)

肝心の宿泊料金ですが、徹底的にアートしているホテルとしては良心価格で、シャワー共同の客室なら、ユースホステルのはしごに飽きたバックパッカーでも手の届きそうな価格。また、ドイツ連邦議会、ブランデンブルク門なども徒歩圏内である上、ベルリン中央駅にも近いので、中央駅発着の長距離列車を利用する旅行者に便利な立地です。

(本日の画像は、ARTE LUISE HOTELの快諾をいただき、掲載いたしました)

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