ドイツ鉄道スト / タバコやめたいなら鉄道の旅

公開日 : 2007年07月04日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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「ドイツ鉄道ストライキ」というニュースで明けた今週。ベルリン、シュトュットガルト、ミュンヘンなど大都市のラッシュアワーを直撃したドイツ鉄道のストライキも、今ところは一時回避されている模様ですが、なお一触即発状態。組合側は、交渉次第では再度スト突入も辞さない構えです。昨日までのストの余波もしばらく続くと見られ、各地で列車(特に長距離列車)の遅延が発生しています。

鉄道ストの影響で予約した列車が運休となったり、列車が大幅遅延した場合、(本来なら特急料金がかかる)後続列車に追加料金無しで乗車出来たり、チケットの払い戻し(全額または部分的に)となる可能性がありますので、駅の窓口(恐らく長〜い長〜い行列に並ぶハメになるでしょうが...)で直談判してみることをおすすめします。

ところで、今回のストのニュースを追っていて初めて知ったのですが、ドイツ鉄道の機関士(運転士)で組織するGdL労働組合(設立当初の名称はVDL)は、何と1867年にまで歴史をさかのぼる、ドイツ最古の労働組合なのだそうです。

さて、鉄道関連ネタをもうひとつ。今年7月1日から禁煙ゾーンが拡大され、ドイツ国内のすべての中距離列車(Regionalzug)が全面的に禁煙となりました。さらに、来たる9月1日からは、この規則が長距離列車(Fernzug)と鉄道全駅にも拡大適用され、ひっそり存在し続けてきた駅構内の小さな喫煙コーナーや、遠慮がちに一両だけ連結されていた、紫煙モクモク渦巻く喫煙車両も、この日をもってドイツ国内から(恐らく)永遠に姿を消すことになります。何度も禁煙宣言しながら挫折を繰り返してきた方々へ。今年はドイツ鉄道の旅が特効薬になりそうですヨ。

鉄道の旅....と言えば、ドイツの小中学校の夏休みは、州によって日程がずれており、一部の州ではすでに夏休みに突入しています。この先、最後に順番が回ってくるバイエルン州の夏休みが終了する9月初旬までの間は、長距離列車の混雑が予想されます。車窓から古城や雄大な川の流れを堪能するためにも、鉄道旅行の際は、事前に座席予約なさることをおすすめします。

ちょっと長くなってしまいましたので、「本日の画像」については、ブログの続きで.....↓

本日の画像:

先日、久しぶりにICE特急に乗った際、先頭車両の運転手室のすぐ後ろに、こんな秘密のコンパートメントがあることを新発見。こんな座席、ご存知でしたか〜?

何たって先頭車両。ここに座れば、運転士さんの細かな手の動きも、デジタル表示の運転計器類も手に取るように見えるし、何よりも、普段は運転士さんだけの特権である「前方の風景」だって満喫できちゃう特等席。通常はルフトハンザ関係者専用席に充てられているため、一般客がこのコンパートメントを予約することは(ほぼ)不可能なのだそうですが、謎の東洋人(←私)が余りにもうらめしそ〜に見とれていたせいか、「今日はたまたま空いているから、次の駅までなら座っても良いよ!」と、背中からいきなり車掌さんの声(まぁ、何てやさしいのっ!)。

いやぁ〜、小学校時代、初めて小田急ロマンスカーの展望席に座った時の感動がよみがえってきました〜!(←話がちょっとローカルですね)

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