プロバイダ乗り換えは、いばらの道

公開日 : 2008年09月15日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

インターネット・プロバイダを変えた。

数年間使っていたA社との契約期間がそろそろ切れるのを機に、「どんな新サービスがあるのかしら〜?」と、A社のサイトを何気なく見ていたら、「新規ユーザー向け」と「既存ユーザー向け」のサービスの間に露骨な料金格差があるという事実を発見し、怒りとショックを覚えた。

格安料金で新規ユーザーを勧誘する一方、既存客からその分をぼったくって、穴埋めしようとしてない、これ?

早速A社にメールでコンタクト。「何年も使っているんだから、新規客向けの格安料金を、既存客にも適用して欲しい。そうしてくれれば、今後も契約を更新する用意がある」旨を伝えたら、「そういうことは、一切できません。」と冷たいメールが返信されてきた。

…ったく、サービスも情けもあったもんじゃないじゃない!あ〜、そ〜ですかそ〜ですか。い〜ですよ。じゃ、解約しちゃうからねっ!….ってことで、すぐに解約手続きに取りかかった。

数日後、早速A社から電話。「料金やサービスなどは、お客様の納得いくように計らいますから、とにかく契約だけは更新して下さい。」と言う。「証拠のために録音しますから、今、この電話口で、『契約を更新します』とだけ言って下さい。」と、滅茶苦茶なことまで言ってくる。「納得できるような契約内容って一体何ですか?」と尋ねると、最新鋭の機関銃のような早さでその「契約内容」とやらをベラベラベラベラ説明しまくる。A社独自のサービス名称などは、何のことだかさっぱり理解できない。

相手の演説をさえぎるような形で、「おっしゃることがわかりません。契約内容が不透明のまま更新はできません。」と、ほとんど怒り口調で答えると、「我が社を信用して頂けないということですね?それではもう仕方ありません。」と開き直ってきた。今までこんな会社を何年も利用していたのか?という情けなさとともに、金輪際A社と関わるのはゴメンだ!という気持ちでガチャッ!と電話を切った。

その後も、何とか解約を逃れんと、しつこい電話攻勢で食い下がるA社との解約手続きを何とか完了し、B社と新規契約した。

B社との契約時、担当者からこんなことを言われた。「A社はトラブル多いんですよ〜。解約成立後も、それを無視して利用料金を請求し続けたり、回線を明け渡さななかったり。いやがらせに出るんです。」

こういうのを「回線握り」とも呼ぶらしいが、そんないやがらせ行為もせいぜい1週間程度で終わるものと楽観視していた。が、解約成立日からすでに3週間目に突入していながら、いまだにA社による回線占拠が続いている。A社に文書で抗議しても反応無し。B社に「何とかならないの?」と相談しても「A社が動いてくれない限りは為す術なし」だそうで、まるでお手上げ状態。もっとも、聞くところによると、そのB社さえ、回線握りの常習犯らしいが。

やれやれだ。消費者センターにでも相談すべきか、一消費者として、この先一体どうするのが最も賢明なのか、今日も朝から頭を痛めているところである。

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