撮影成功!オバマ大統領の車....だと思ったんだけど

公開日 : 2009年04月04日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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3回にわたって強引に連載しましたNATO特集も、いよいよ今日が最終回。

しめくくりにふさわしい画像といえば、やはりオバマ大統領以外にいないでしょ!ということで、話題の大統領をなんとか1枚でもフレームに収めんと、世にも厳重な警備体制の中、デジカメと身分証明書片手に町へ繰り出していきました。

「大統領は、町はずれの広大な草地に米軍ヘリコプターで到着後、中心部の歓迎式典会場まで車で移動」という情報をキャッチ。歓迎式典会場なんて、一市民の分際で接近できるはずはないので、会場までの移動経路に張り込むことに決定。警官が大勢陣取っている場所なら、必ず大統領が通過すると見て、警備が特に手厚い交差点を選び、ひたすら待つこと1時間半。大統領が、予定よりかなり遅れてドイツのバーデンバーデンに到着したのは、4月3日夕刻のことでした。

自慢のデジカメを披露し合ったり、政治ネタのブラックジョークで大笑いしたり、持ち寄ったお菓子を物々交換し合ったり。長い待ち時間の間に、連帯感も生まれてすっかり仲良くなってしまったのは、交差点に集結した老若男女の野次馬同士。20℃に手が届きそうな高気温のおかげで、さながらピクニック気分。そんな野次馬の頭上をかすめるように、いきなり低空飛行のヘリが飛来したと思いきや、大型望遠鏡を手にした野次馬のひとりが声をあげました。

「あ、あのヘリ!合衆国って書いてある!」

大統領が、来た!

周辺にいた警官と野次馬一同の間にピリピリっと音をたてて緊張が走ります。

大統領一行を先導する白バイ(正確には青バイ)がやって来たのは、それから15分ほど後のことでした。

2台の青バイに続いて、黒いBMWのリムジンが数台通過。これはドイツ車なので、大統領が乗っているはずはありません。次に、少しだけ間隔をあけて、ゆで卵みたいにツルツルに磨かれた漆黒のキャデラックがやってきました。よくTVの映像で見るような、星条旗をパタパタさせたリムジンで来るものと思い込んでいましたが、かなりごついSUVみたいなタイプが走って来たため意表をつかれましたが、ほとんど反射的に数回シャッターを押しました。こうしてとらえた中で、かなりまともに写っていたのが本日の画像です。

画像をよく見ると、後部座席の窓が開いており、男性が顔をのぞかせているのがわかります。ドイツでも人気のオバマ大統領をキャッチすべく、慌てて押したシャッターですが、画像に収まったのは大統領.....のセキュリティーでした(笑)

人口53,000人ほどののどかな温泉町バーデンバーデンに、ドイツ全国から15,000人もの警官が大集結したという今回のNATO首脳会議。市民よりも警官の姿が目立つ町の様子は、うるうる涙とはらわたグツグツの方で、追って更新したいと思います。ドイツのおまわりさんが好きな方は、ぜひ。

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