今年の「もみの木」トレンドはこれ!

公開日 : 2009年12月14日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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暖冬だった先週までとうって変わった氷点下の急襲に、今朝、慌てて厳冬用ブーツを引っ張りだしてきました。

さて、あたりが暗くなるのと反比例するように輝き出すのが、ドイツ各都市で開催中のクリスマスマーケット。商店が閉まってしまって退屈なドイツの夜は、防寒着を着込んでクリスマスマーケットに繰り出しましょう!キ〜ンと冷えきった両手を、あっつあつのグリューワイン(香辛料入りのホットワイン)のカップで暖めながら、冬菓子のレーブクーヘンやシュトレンをほおばれば、温度計がはるか氷点下を指していることなんて忘れてしまいます。

今の時期、郊外のスーパーなどに出かけると、駐車場の一角で売られているのが「モミの木」(本日の画像)。自家用車に積むとはみ出しそうな巨大なモミの木、一体誰が買うもんかい?と、ドイツに来たころは思ったものですが、これが案外よく売れるのでです。

さて、一般の日本人にとっては馴染みが薄いですが、モミの木も、いくつもの種類に分類されており、近年のドイツでの流行は、画像にもある「Nordmanntanne(Tanne=モミの木)」という種。元々はコーカサス地方原産のモミで、発見者であるフィンランドの植物学者Nordmannに因んだ命名だそうです。ドイツでは、毎年およそ2800万本(!)ものモミの木が販売されるそうですが、そのうちの8割がNordmanntanneという圧倒的なシェアを誇ります。

Nordmanntanne大人気の秘密は、その輝くような深い緑の針葉と、均整のとれた幹と枝、さらに、水が無い環境でも枯れにくいことが挙げられるようで、理想のクリスマスツリーとしての必須条件を備えているところが魅力なのでしょう。

今年のNordmanntanneの相場ですが、高さが1.4〜2.0メートルのもので、およそ19〜24ユーロ(現行レートで約2,500〜3,000円)。本日の画像にある屋外売場でも、平均価格(18、99ユーロ)で販売中でした。

我が家の居間に似合うような、理想のサイズと形のモミの木を調達したら、あとは楽しいツリーの飾りつけ。クリスマスに年に一度の大役を果たしたツリーは、年明けの三王来朝の祝日(1月6日)ごろまで飾られておくことが多いようです。

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