ドイツ首相も降参、アイスランド火山灰

公開日 : 2010年04月18日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

アイスランドで発生した大規模噴火により、急きょ旅程を変更をせざるをえないのは、一国の首相であっても同じこと。訪問先のアメリカからの帰路、思いがけぬ自然の猛威に行く手をはばまれ、予定外のリサボンに迂回せざるをえなかったのが、ドイツのメルケル首相。

リサボン滞在後は、飛行禁止区域を避けつつとりあえずローマまで空路移動。残りの行程は、護衛車を何台も従えながらゾロゾロ陸路移動するとのことですが、列席を予定している18日のポーランド大統領葬儀が悩みの種。飛行禁止が解除されないうちは、「一体どうやって現地入りすればいいものやら....」と、首相側近は今宵も眠れぬ時間を過ごすことでしょう。

ドイツ国内の最新報道によりますと、フランクフルト国際空港、ミュンヘン、ベルリン、ライプチヒなど、ドイツ国内16カ所全ての空港で、少なくとも4月18日(日)朝8時(=日本時間の同日午後3時)までは離着陸が全面禁止されている状態であり、その後は、火山灰の移動経路、天候状況などに応じて都度決定されるとのことです。

ここで、お役立ちサイトをひとつ。昨晩ネット検索していて偶然見つけたのがフライト レーダー

ヨーロッパの上空を飛行中の航空機を、リアルタイムで把握できてしまう、「へえ〜、こんなサイトがあったの〜?」と、感動さえ覚えるサイトです。モニターに現れる飛行機をクリックすると、その機種、航空会社名、現在の飛行高度や対地速度まで表示され、「こんな情報、公開しちゃっていいのかしら?」と案じつつも、ちょっぴりワクワク管制官気分。

確かに、このサイトを見る限り、現時点でヨーロッパ上空を飛行している物体は皆無に近く、南欧付近でいくつかの飛行が確認できる程度。「本当に誰も飛んでいないんだな〜」と実感。

この先、この情報をチェックしていれば、火山灰による飛行禁止令が解かれたか否かが、一目でわかりそうです。

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