ありがたい「WC O.K.」

１０月末日のサマータイム終了を待たずして、気温はすっかり晩秋（と言うより、初冬）のドイツ。靴底でシャカシャカと乾いた音をたてる落葉のじゅうたんを踏みしめながら、襟を立てて歩く毎日です。

間もなく訪れる、キーンと底冷えする季節の外歩き観光中に困るのが、急なト・イ・レ。運良く美術館やデパートが近くにあれば危機一髪セーフですが、必要な時に限って、それらしき建物など視界に無いのが、常。（もっとも、大型デパートでさえ、各階にトイレがあるとは限らず、清潔度も期待はずれということもありえます）

そんな観光客の声なき叫び（？）に応える形で登場したのが、温泉保養地バーデン・バーデンの「WC O.K.」運動。「WC O.K.」と書かれたステッカーが掲示されている店舗や施設が提供する、「市民のみなさん、観光客のみなさん。どうぞ、どうぞ、うちのトイレ、じゃんじゃん使っちゃって下さい！」という、大助かりサービスです。

このステッカーは、主要観光施設、レストラン、カフェ、公共施設などで見かけるのですが、「トイレ使用目的のみで入店（入館）して頂いても、全然OKです！」という意思表示なので、どなたでも堂々と利用できます。しかも、個人的体験から申し上げますと、このステッカーが貼ってある施設のトイレ、掃除も行き届いていてキレイなところが多いです。

ただし、いくら「どうぞ、どうぞ、お使い下さい」だからとって、タダとは限らないのでご注意を。使用料金（せいぜい３０〜５０セント程度）をちゃっかり請求されるケースもありますので、その点はご了承の上でご利用下さい。

本日の画像：

バーデン・バーデン市役所の入り口付近に掲示してある「WC O.K.」看板（左下に見える、青色基調のイラストがそうです）。観光客としては縁の無い「市役所」ですが、せめてトイレを記念に利用してみるのもいいかも。利用は無料です。

個人的追記：

転居に伴うドタバタで、ブログ更新が滞っておりました。

今後は、少しづつ元のペースに戻したいと思います^^