世界で一番美しい牛乳屋さんは、鼻にも刺激的?

公開日 : 2011年08月16日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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ギネスブックにも正式認定された「世界で一番美しい牛乳屋さん」が、バロックの都ドレスデンにあることを、ご存知の方も多いと思います。1879年、妻を伴い、飼い牛と豚を連れてドレスデンに上京したプフンド氏が、「市民に新鮮な牛乳を届けるのだ」という使命感を抱いて興した乳製品店で、創業130周年をこえた今や、ドレスデンを代表する観光名所にもなっている場所です。

さて、この牛乳屋さんに一歩足を踏み入れた日本人観光客の方の反応は実にさまざまで、店内を彩るデルフト風タイル画の見事さにただただ見惚れる方が多い一方、即座に回れ右!をして店外に出て行かれる方も....。

それもそのはず。店の名称は一般的に「牛乳屋さん」、「乳製品店」と邦訳されていますが、店内カウンターに並ぶ食料品の大半は世界各国産のチーズ。つまり、店内にたちこめる香りは、ひたすらチーズ、チーズ、チーズ....。魚類を食べ慣れない民族が魚の臭いを苦手とするように、香り強いチーズと縁遠い日本人にとって、この店内の香りはカルチャーショックに近いものがあるようです。

これほど凝縮されたチーズの香りを差し引いても、店を訪れる価値はもちろん、大。チーズの他にも、チーズに合う焼きたてパン、朝食用ジャム、牛乳原料のスキンケア製品などが並び、お土産になるグッズも見つかります。また、上階にはカフェ&レストランも併設されていますので、新鮮牛乳や飲むヨーグルトをグラスで味わってみたり、前菜からデザートまでとことんチーズ三昧してみるのもおすすめです。

営業時間などの詳細は世界一美しい乳製品店公式サイトへ。

なお、お店はドレスデン市の中心部から少し離れていますので、トラムでの移動が便利です。店の周辺に観光バスが横付けしていることが多いので、すぐに見つかると思います。

また、市内にある聖母教会の向かい側にも支店がオープンしましたので、本店まで行く時間は無いけれど、店の雰囲気だけでも味わいたいという方は、支店の方へぜひどうぞ。

本日の画像:

世界一!とギネスに認定された美しさを誇る店内。

(出典:プフンズ乳製品店・公式サイト)

Copyright : Pfunds Molkerei Dresden

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