この時期ドイツで見られる花「芍薬」
5月後半から6月にかけてのこの時期は、ドイツ各地で芍薬が見頃を迎えます。
筆者の家の庭でも、いまちょうどピンクの芍薬が満開。とても大きな花をいくつも咲かせ、蜜の香りに誘われてハチがひっきりなしに訪れています。香りがとても強いので、切り花にして部屋に飾ると部屋中が芍薬の甘い香りに包まれますよ。とはいえ少々甘ったるい香りなので、苦手な方もいらっしゃるかもしれません。
ところで、芍薬はドイツ語で「Pfingstrose」と言います。「Pfingst」は「聖霊降臨祭」、「Rose」は「バラ」を意味し、聖霊降臨祭の時期に咲くため、このような名前が付けられているのです。
芍薬は寒さにも強く、ドイツの寒い冬も根が土の中でじっと耐え、春になるとしだいに茎が伸びてきます。そしてこの時期に満開となるわけですが、その凛とした美しさはやはり厳しい冬を耐え抜いたからこそにじみ出るものなのかもしれません。
芍薬の花が咲いているのを見ると、「もう夏はすぐそこ」と花が告げてくれているかのような気分になる筆者です。
All Photos & Text: Asami Severini
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