【収穫の季節】フランクフルトに秋到来!この時期試したい旬の味覚いろいろ

公開日 : 2020年09月25日
最終更新 :
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まだまだコロナ禍の日々ですが、日照時間がだんだん少なくなってきてフランクフルトはすっかり秋の気配です。

秋といえば「運動の秋」、「読書の秋」、そしてみんな大好き、「食欲の秋」。

日本のようにここドイツでも多少の違いはあれども四季があり、季節によって楽しめる旬の食材も見つかります。

やはり、日本と同じくドイツでもいろいろな「秋の味覚」が収穫されています。

ということで、今回の記事ではフランクフルトの秋の様子を旬の食材とともに紹介したいと思います。

注意:新型コロナウイルスの事態が収束したらぜひ訪れてほしいスポットを紹介させていただいています。この記事では現在のフランクフルトの様子をお伝えしたくて書いています。皆さまの次回のフランクフルト旅行の参考になれば幸いです。

■9月になると買い物の景色が一気に変わる

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9月に入るとスーパーの店内でも季節の移り変わりがよくわかります。

ここ最近目につくのは色とりどりのカボチャたち。

ドイツでは部屋のインテリアなど飾り用のものと食用のものがあります。

日本のように切り分けられていなくて丸ごと買うので、大きさに圧倒されますがいろいろなレシピを試してみたくなります。

またいまの時期のドイツの旬の味覚といえば発酵途中のぶどう果汁の若いワインのようなお酒、フェーダーヴァイサー(Federweißer)もスーパーで買うことができます。

フェーダーヴァイサーの名前ですが、羽(Feder フェーダー)と白い(Weißer ヴァイサー)という言葉からつけられていて、つまり「白い羽」という意味になります。

なぜ白い羽、と呼ばれるかというと、発酵途中のぶどう果汁にはたくさんの酵母が残っており、それが舞う姿が白い羽に見えることから名づけられたそうです。

ちなみにフェーダーヴァイサーは白ぶどう果汁ですが、赤ぶどう果汁からできたものもあり、それらはローターラウシャー(Roter Rauscher)やフェーダーローター(Federroter)と呼ばれています。

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こちらのフェーダーヴァイサーやローターラウシャーはドイツのスーパーマーケット、Reweでよく見かけますが実はイタリアのプーリアで作られたもの。

もちろんドイツ産のものも売られていたりしますが、フレッシュなドイツ産を試したいならワイン農家が出店している市場へ行くのがおすすめ。

■旬の食材を探すならフランクフルトの市場へ行こう!

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手軽に行けるスーパーでも十分季節の食べ物を見つけることはできますが、やはりフランクフルト各地で開かれているマルクト(市場)へ行くのがおすすめ。

とくに収穫の時期の秋は市場を歩いているだけでいろいろな食材を発見できるので筆者の楽しみでもあります。

先ほど紹介した発酵途中のぶどう酒、フェーダーヴァイサーが先日からフランクフルトの市場のスタンドでも解禁。

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この時期だけワイン農家が出すドイツのフェーダーワイサーを楽しむことができます。

相変わらずのコロナ禍ですが、現在フランクフルトの市場ではソーシャルディスタンスを保っての屋外での飲食は可能。

ワインスタンドでは2020年のフェーダーワイサーを求める人たちでにぎわっていました。

■フランクフルトの市場で見つかる秋の味覚

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スーパーでも見かけるかぼちゃですが、もちろんいまの時期はマルクトでも目立っています。

ドイツで定番のかぼちゃのうちのひとつはなんと「ホッカイドウ」(Hokkaido)という名前がついています。

実はこのかぼちゃはもともと日本からもたらされた品種。

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名前の通り北海道にいた日本の方がドイツで広めたのが由来だそう(!)。

日本でいう「うちきくり」という品種と同じで、日本の栗カボチャと似た風味が味わえます。

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また、この時期に市場をにぎわせるのは旬のりんご。

いろいろな種類があり、生食はもちろんアプフェルシュトゥルーデルなどケーキ作りに使ったり楽しめます。

先ほどフェーダーワイサーについて紹介しましたが、採りたてのりんごをしぼったりんごジュースのズーサー(Süßer)も市場で飲むことができます。

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こちらはアルコールフリーのりんご果汁100%なので、アルコールが苦手か方や子供にもおすすめ。

色はコーヒーのような茶色でとっても甘いジュースですが、もちろん砂糖は入っていません。

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りんごと並んでこの時期市場で目立つ存在の果物といえば、「Zwetschgen(ツヴェッチュゲン)」や「Pflaumen(プフラウメン)」などと呼ばれる西洋すもも・生プルーン。

生でもおいしく食べられますが、甘みより酸味があり歯ごたえもあるので焼き菓子やケーキに使うとおいしさアップ。

ツヴェッチュゲンのケーキはカフェでも食べることができるので、もし見かけたら食べてみてください。

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日本でも秋といえば松茸のようなきのこが旬のイメージですが、ここドイツでも夏の中旬頃から秋にかけてきのこ類が売られています。

Pfifferlinge(アンズダケ)という黄色がかったきのこは香りがよく、レストランでも旬のキノコ料理として定番。またSteinpilzと呼ばれるポルチーニ茸や日本でいう平茸の一種であるAusternpilzなども。

このように、秋の市場はこの時期旬の収穫物でとってもにぎやか。機会があればぜひマルクトを散策してみてください。

■【収穫の季節】フランクフルトに秋到来!この時期試したい旬の味覚 さいごに

いかがでしたでしょうか。ドイツ旅行をお考えでドイツのおいしいグルメを味わうなら秋に来るのもおすすめです。[](https://doi-tsu.de/seasonal-produce-germany)

筆者

フランクフルト特派員

ユウコフランクフルト

フランクフルト在住グラフィックデザイナー。ドイツ旅行やドイツ生活に役立つ情報を発信中。

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