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ドイツ/フランクフルト特派員ブログ ユウコフランクフルト さん

ドイツ・フランクフルト特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年11月22日

ロックダウン中のドイツ・フランクフルト


ロックダウン中のドイツ・フランクフルト

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こんにちは! フランクフルト在住特派員ブロガー、ユウコフランクフルトです。


ニュースなどでも報道されていたかと思いますが、現在春以来2度目となる「ロックダウン」中のドイツから、今回の記事ではロックダウンの内容やフランクフルトの現在の様子について紹介しようと思います。


注意:この記事では現在のフランクフルトの様子をお伝えしたくて書いています。皆さまの次回のフランクフルト旅行の参考になれば幸いです。



■ドイツのロックダウン、追加制限措置の理由

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メルケル首相は各州首相との協議後、2020年10月28日に追加的な制限措置を発表しました。ロベルト・コッホ研究所のデータによると、10月末の時点で感染経路が不明の感染事例が増加しその割合がドイツ全土で75%以上となっていました。


感染状況が悪化するなか、リスク地域の目安となる人口10万人中のコロナ陽性者の割合も増加し、現在ではドイツ国内で370ヵ所以上もの「コロナ・ホットスポット」(Corona Hotspot / Risikogebiete=リスク地域)となっています。


感染者が増加するとともに、経路不明の感染ケースもこれまでに比べると格段に増えていることから経路をできるたけ特定できる水準にさせ、感染拡大をこれ以上悪化させないためのロックダウンに踏み切りました。今回は11月30日まで有効となっています。


実際の制限措置についてチェックしてみると、春のロックダウンに比べ今回のロックダウンは少しゆるいとも言われています。そこでドイツでは今回の制限を「Lockdown Light」(light=軽い)とも呼んでいます。具体的にどのような制限があるのか、筆者の住むフランクフルトの状況など書いていこうと思います。


■ドイツの11月のロックダウン、具体的にどんな内容?


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ドイツでは11月2日に開始された新たな追加措置制限。内容は以下のようになっています。


(ア)接触制限
 自らの世帯に属する者以外の他者との接触を真に必要な最小限度まで減らすことが求められる。そのため,公共空間における滞在は,自らの世帯ともう一世帯に属する者による最大10人までの場合にのみ許可される。これは拘束力を伴う措置であり,違反行為は罰せられる。


(イ)旅行制限
 不要不急の私的旅行や訪問(親族訪問を含む)の自粛を要請する。これはドイツ国内の移動にも適用され,地域を越える日帰り旅行にも当てはまる。ドイツ国内の宿泊施設の提供は,必要不可欠で,かつ明らかに観光目的でない場合にのみ可能。


(ウ)レジャー・余暇施設の閉鎖 
 以下を含むレジャー・余暇施設等は閉鎖される。
 A 劇場,オペラ座,コンサートハウス等
 B メッセ,映画館,レジャー施設(屋内・屋外),ゲームセンター,カジノ等
 C 風俗店等
 D 公共及び民間のスポーツ施設(ただし,単独,二人組及び同一世帯に属する者によるスポーツ活動を除く)
 E プール,サウナ及び温泉施設
 F フィットネススタジオ等


(エ)娯楽を提供する行事は禁止。プロ・スポーツのイベントは無観客であれば実施可能。


(オ)飲食店の閉鎖
 レストラン,バー,クラブ,ディスコ,パブ及びそれに類する飲食店は閉鎖(デリバリー,持ち帰り,社員食堂の営業は除く)


(カ)ボディケア分野におけるサービス業の閉鎖
 コスメティックスタジオ及びマッサージ店等のボディケア分野におけるサービス業は閉鎖。理髪店は現在の衛生措置の下で営業を継続。


(キ)店舗の営業継続
 店舗は,衛生措置,入店制限及び待機のための行列を防ぐための措置を講じた上で,営業を継続(店舗面積10平方メートルあたりの客数が1人以上とならないことを確保)。


(ク)学校及び幼稚園(Kindergaerten)は開き続ける。


(ケ)特別経済支援
 一時的な閉鎖によって影響を受ける企業,自営業者,団体及び施設に対して,収入の減少を補填するために特別な経済支援を行う。


参考:在ドイツ日本国大使館

不要不急の旅行の自粛要請、レジャー施設やジムなどの閉鎖、レストランやカフェなどの飲食店は店内での飲食不可で持ち帰りは許可、など春のロックダウンと重なるところもありますが、3月終わり頃にあった措置に比べると公共空間では他世帯との行動可能(公共空間では2世帯最大10人まで)、美容院衛生措置を保ちつつの営業可能、また学校は閉校となっていない点などそこまで厳しくはしていないことがわかります。


やはりすべてを止めてしまうと経済活動に影響が出てくることもあるからでしょう。マスク着用も実施してから半年以上経過しているので町行く人々もマスクをしての行動に慣れている様子。ロックダウン中のフランクフルトはどのような感じでしょうか。


■ロックダウン中のフランクフルトの様子


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筆者の個人的な感想を言えば、町の様子はそこまで変わらない雰囲気と言えます。平日も週末も混み合うフランクフルト中心部のツァイル通り(Zeil)や散策スポットとして人気のマイン川沿い を歩いてみるとこれまでと同じように人通りも多くてにぎやか。


2世帯までとされていますが、学生グループで遊んでいる様子も見られました。規制緩和の時期に楽しめたレストランやカフェでの飲食ができないのは辛いところ。


ここ最近買い物に出たのですが、店内に同時に入れる人数を制限しているので春のときのようにお店によっては店内に入るときに、ひとりひとつカゴを持って入るようにしているところもありました。(10平方メートルあたりの人数制限)また、店の入口にスタッフが待機していて入店時に、手指の消毒をその場でするよう伝えている場面も。


気温は下がりつつあるものの、晴れの日も多いここ最近では週末の散歩へ出かけるとあちこちで同じように散歩を楽しむドイツ人たちをたくさん見かけました。遠出はできないけれど自宅から出かけられる範囲で出かけている人は多いと感じました。


■ロックダウン中のドイツ・フランクフルト 最後に




ロックダウンとはいえずっと家にいるというのも困難ですし体をまったく動かせないのも不健康なのでバランスを取りながら用事を済ませることメインで筆者も出かけることはあります。


あと10日ほどで今月も終わる頃。ロックダウンを今後どうするかについて、メルケル首相はおそらく来週に発言するとされています。また新たな情報が入り次第、こちらのブログで紹介する予定です。


これからアドベントが始まりクリスマスシーズンとなるドイツ。今年のクリスマスはおそらく多くの人にとって例年とはちがったものになるかと思いますが、感染にだけは気をつけて健康に過ごせるよう願っています。


 
ドイツの感染状況の最新情報はロベルト・コッホ研究所の公式サイトを確認下さい。


ドイツの感染者数、フランクフルトの感染者数やドイツ国内のリスク地域はどこかなど筆者のブログ記事でも更新中ですので、日本語で情報をチェックしたい方は参考にどうぞ。

 

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  • 特派員プロフィール
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    フランクフルト特派員
    ユウコフランクフルト さん
    フランクフルト在住グラフィックデザイナー。デザイン、写真、映像、記事執筆等のクリエイティブな仕事のほか、展示会通訳など日本とドイツを繋げる仕事も担当。アメリカ、フランス留学経験あり。旅行が大好きでこれまで渡航した国累計45ヵ国以上。ドイツ旅行やドイツ生活に役立つ情報をブログ「ドイツ生情報」で発信中。InstagramTwitterもやっていますので、お気軽にフォローください! DISQUS ID @disqus_mPGMyLfDaH

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