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ドイツ/フライブルク特派員ブログ ブン

ドイツ・フライブルク特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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代表的なドイツワインは、甘くておいしい白ワイン。もちろん南の方に行けば赤もあるし、ドイツワインだからと言って甘口のものばかりではないけれど、日本でドイツワインと言えば、甘くておいしいワインというイメージが強いと思います。私の夫はそんなドイツワインが大好きで、お客さんが来た時や友達の家にお呼ばれしたときにふるまうために、日本にいた頃から通販で取り寄せていたりしました。そんな典型的なドイツワインが、「モーゼルワイン」です。モーゼルワインは、その名の通り、モーゼル川沿いの地域で生産されるワインのこと。ドイツで川と言えばライン川が有名ですが、このモーゼル川とライン川はKoblenz(コブレンツ)という地域で合流します。今回は、甘くておいしいドイツワインを楽しみつつ、二つの川沿いを満喫する鉄道の旅をご紹介します。


1.旅の出発点とおススメアイテム

今回旅するのは、昔西ドイツの首都だった街ボンが位置するNordrhein-Westfalen(ノルトライン=ヴェストファーレン)州のすぐ真下、Rheinland-Pfalz(ラインラント・プファルツ)州。よって、鉄道とバスで旅する場合にはDB(ドイツ鉄道)のRheinland-Pfalz(ラインラント・プファルツ)州乗り放題チケットが利用できます。利用条件は他の州と同様、一つのチケットで5人まで、平日であれば朝9時から翌朝3時まで、土日祝日であれば一日中州内の鉄道、トラム、地下鉄、バスに乗り放題です。DB(ドイツ鉄道)のアプリをインストールしてチケットを購入しておけば、アプリ内にQRコードが保存されるのでペーパレスで旅行することも可能です。チケットは一人で24€で、人数が増えるほどさらに安くなります。


この地域のチケットの特徴としては、Rheinland-Pfalz(ラインラント・プファルツ)州の乗り放題チケットは、さらに下にあるSaarland(ザールラント)州まで乗り放題になり、隣国Luxembourg(ルクセンブルク)まで多少の追加料金を払って(この場合のチケット名はRheinland-Pfalz-Ticket Lux (ラインラントプファルツチケットルクス)となります)行くことができます。


詳しくはこちらでご確認ください。(ドイツ鉄道のホームページ、ドイツ語)


2.モーゼルワインの生産地Cochem(コーヘム)

モーゼル川沿いのワイン生産地で有名なのが、Cochem(コーヘム)という地域です。同じくRheinland-Pfalz(ラインラント・プファルツ)州のKoblenz Hbf(コブレンツ中央駅)からは40分程で行くことができます。途中、ライン川とぶどう畑の景色が存分に楽しめ、のんびり鉄道の旅もなかなか素敵なものですよ。


Cochem(コーヘム)駅に着いて歩いていくと、すぐモーゼル川が見えてきます。遠くの方に橋と両側に広がる街が見えるので、それを目指して川沿いを歩いていきます。水鳥がたくさんいて、ベンチも豊富なので、のんびり休憩しつつ街まで歩くことができます。


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段々と街が見えてきました。街を見下ろすように、ブドウ栽培で建った独特のお城がそびえています。時間に余裕があれば、このお城は40分程のガイド付きツアーで見学して回ることができます。


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町は、石畳でこじんまりとしていて、歩き回るだけでもとても可愛いです。観光のメインは甘くておいしいドイツワインと美味しい料理(どのレストランでも楽しめるかと思います)ですが、ブドウジュースもすっきりした白ブドウのジュースで非常に美味しいのでおススメです。私は今お酒が飲めない体調なのですが、それでも大変楽しむことができました。興味がある方は、近隣のブドウ畑を黄色いSLのような可愛い観光車に乗って見学して回ることもできるようです。


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テラス席は、太陽も照り付けるほどではなく非常に気持ちいいのですが、ハチが沢山います。ドイツ人は慣れている印象ですが、何匹も集まってこられるとやっぱり日本人は落ち着かないかなと思います。ハチが好むような色合いの服や、香水はつけないことをお勧めします。私はハチが好む黒いカーディガンを着ていたせいか、3匹以上もハチに取り囲まれて、最終的にはあまり食事が楽しめない状況になってしまいました。


3.二つの川が合流する見どころ満載の地点

さて、お腹がいっぱいになったら、また鉄道で川沿いを戻り今度はKoblenz(コブレンツ)観光です。この地の有名なのが、モーゼル川とライン川二つの川が合流する地点「Deutsches Eck(ドイチェスエック、ドイツの角の意)」です。ここへも、州の乗り放題券があればKoblenz Hbf(コブレンツ中央駅)から市バスで行くことができます。停留所から歩いていくと、大きな銅像が見えてきます。


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この銅像の階段を上って三角州を見下ろすのも良いですが、おススメは、ロープウェイを使って対岸の城壁まで登って見下ろすこと。ちなみに、地上から見ると三角州はこんな風に見えます。


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さて、対岸の城壁に渡るロープウェイですが、往復と城壁内の博物館を見学できるコンビチケットが13.80€で販売されています。ドイツの大学の学生証があれば、7.6€になります。


ロープウェイから見る景色は非常にきれいです。上に上がっていくので三角州の形が段々とはっきり見え、対岸の城壁が近づいてきます。


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城壁の中では、展望台から三角州と二つの川を見渡すことができます。カフェもあるので、ワインやカフェを片手に景色を楽しむこともできますよ。


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帰りのロープウェイからは、だんだんと城壁が遠ざかっていきます。


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最後に、この州内乗り放題チケットで観光する場合、休日は特にバスの本数が少ないので、注意してください。(Deutsches Ecke(ドイチェスエック)から町中の鉄道駅まで徒歩20分しないので、歩いて行くことも可能な範囲だと思います。)また、9月初めとは言えどもう日本の秋半ばのように寒い、かといって日が照ると暑い、という気候なので、脱ぎ着しやすい服装で、厚手の上着を忘れないようにしてください。


※情報はすべて2017年9月初め時点のものです。




2017年9月 5日

先日近所から少しだけ足をのばして、ブドウ畑を見に行って来ました。8月後半のこの時期、フライブルクのブドウ畑は緑に溢れ、ブドウもたくさん実ってきます。冬には一面の枯れ木だった地帯も、今や美しい緑の景色に変わっているだろうということで、フライブルク中央駅から少し足をのばしてみました。フライブルクからスイスのバーゼルに向かう路線沿い、しばらくブドウ畑が続きます。今回は、その途中駅での景色をご紹介します。一面のブドウ畑の光景は、日本にはあまりないと思うので、この時期にフライブルクを訪れる機会があれば、ついでに見てみても良いかも知れません。


1.今回見に行った先

フライブルク中央駅(Freiburg Hbf)からバーゼル行きの普通電車に乗って3駅、Schallstatt(シャルシュタット)という駅で降りました。このひとつ前の駅くらいからブドウ畑だ始まるのですが、ちょうどSchallstatt駅でゾーンが変わってしまう(料金が高くなる)ので、料金等節約したい方は一つ前で降りるのも良いかも知れません。1つ前の駅はAゾーンになりますが、例えば中央駅に直結したIntercity Hotel Freiburg(インターシティホテルフライブルク)に宿泊すると、無料乗車券がもらえる範囲ですので、タダで行ける範囲になります。ただ、今回はブドウ畑をより見やすい駅で降りたかったので、Bゾーンの駅での下車にしました。


中央駅を出発すると、だんだん一面緑のブドウ畑が車窓から見えてきて、本当にキレイです。


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2.駅に着いてからの風景

Schallstatt駅は、小さな駅ですが、降り立つと一面のブドウ畑が広がっています。高いところから見下ろせない環境なのが少し残念かな。


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ブドウもたくさん実っていました。この地方は、ドイツでは暖かいので赤ワイン(つまり紫色のブドウ)も取れることで有名なのですが、時期が早いのか、この地帯は一面白ワイン用のものに見受けられました。


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この地方のブドウジュース(とても美味しいです!)やワイン(これもまたとても香り高い!)もまたいつかご紹介しますね。これから寒くなると、生ワイン、というその年の出来立てワイン(段々と発行していきアルコール度数が高くなっていくフレッシュなワイン)も期間限定で購入することができるようになるので、それと一緒に紹介できたらと考えています。



2017年8月29日

先日は、ドイツフライブルク市と同じ州にあり、ドイツ、スイス、オーストリア三か国の国境に接する湖ボーデン湖沿いのリゾート、コンスタンツを紹介しました。フライブルク市からは、コンスタンツは日帰りでサクッと行けちゃうのがまたオススメな点です。コンスタンツだけで観光を終わらせても良いと思いますが、時間があれば、ボーデン湖で有名な花の島、マイナウ島にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。今日は、そのマイナウ島への行き方、島の様子についてお伝えします。


1.マイナウ島への行き方

コンスタンツからはバスか船で行くことができます。バスなら15分程度、前回の記事でご紹介した「バーテンヴュルテンビュルク州の乗り放題チケット」で乗車することができます。かなりお得です!バスが停車するのは、島を渡る橋の入り口にあるゲートまでなので、体力に自信がない方は、そこから島独自のバスを利用して島を渡ることも検討しても良いかも知れません。(2017年8月時点での価格は1.5€)ただ、島を渡る橋も湖に挟まれてキレイなので、元気があれば歩いて行くことをオススメします!


ここまで(ランチ代以外は)格安で旅行できるコンスタンツでしたが、マイナウ島は入場するのに島全体が私有地で植物園になっているためちょっとお金がかかります。入場料は、一般19.90€。おお、高い!というのが正直な感想です。現地の大学生や院生なら学生割引があります。バスを降りたら、カウンターでチケットを購入し、ゲートをくぐって島へと橋を渡ります。


2.島の様子

湖に浮かぶ島は、全体が大きな植物園として管理されており、島を歩き回りながら様々な花々を楽しむことができます。ヨーロッパらしいブドウ畑のコーナーや、島の一番奥には洋館と西欧風のバラ園もあります。ブドウ畑は、ちょうどこの8月末の時期ブドウが沢山なっていて、ワイン用の小さな粒のブドウでしたが、とてもキレイです。良いのか分からないけれど、粒をつまんでるおじさんたちもいました。ドイツ人憧れのリゾート地だけあって、一番奥のバラ園では、結婚式も行われていました。


ドイツ人は自然な形での花々が好きだという噂を耳にしたことがあるのですが、全体的に、庭園の様子は少しそんなドイツ人らしさを感じるものでした。あまり整理されてはいないけれど、たくさんの花々が咲き乱れていてキレイです。(下写真)


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花越しに海のように広がる湖の光景があるのも、この島ならでは。とても内陸国にいるとは思えないシチュエーションです。


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島の真ん中あたりには、大きな剪定された鳥のシンボルがあり、たくさんの人が記念写真を撮っていました。


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島の一番奥には、洋館とバラ園が広がっており、湖を一望しながら座れるベンチも置いてあります。


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島はとても広くて歩き疲れますが、気軽に休めるレストランやカフェ、ベンチが各所にあるので、のんびりと観光を楽しめます。アジア圏の植物園とはまた違った雰囲気があるので、時間に余裕のある方は一度ぜひ訪問してみてはいかがでしょうか。この時期のヨーロッパは日差しが強く日照時間が長いので、サングラスと日焼け止めを忘れないようにしてくださいね!


※情報は2017年8月末時点のものです。




2017年8月28日
2017年8月27日
2017年8月19日
2017年7月29日
2017年7月23日
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    フライブルク特派員
    ブン
    ドイツ・フライブルクには夫の仕事の関係で2年間滞在予定。旅行好きな夫婦で、渡独以降もヨーロッパ各地、暇を見つけては観光している。最近のヨーロッパ1か月旅行では6ヵか国24箇所を旅した。ヨーロッパでのLCCや格安鉄道、バスを効率的に利用しなるべく予算を抑えた夫婦旅、カップル旅に関する情報に特に詳しい。ドイツで働くべくドイツ語日々勉強中。ご連絡はこちらへどうぞ。 DISQUS ID @disqus_FUoGQZsN3b

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