フライブルクから3か国をめぐる♪隣国フランス、スイスへ1日プラン (1)

公開日 : 2017年06月19日
最終更新 :
筆者 : ブン

ドイツの南西、端っこにあるフライブルクからは、ドイツの都市よりも、フランス、スイスの都市の方が近い!ということで、フライブルクに来る際は、三か国の都市をめぐるプランを立てても面白いかも知れません。1日はフライブルク観光、2日はフランスのコルマール、ストラスブール、3日はスイスのバーゼルという形で三か国を満喫することができます。移動の際にはパスポートを持参するのを忘れないでくださいね。

今日は、ドイツのフライブルクから、フランスのコルマール、ストラスブールを観光する方法について書きます。ドイツに近いこともあり、またその歴史的背景からフランスのこの地方(アルザス地方)にはドイツ色も濃いですが、一方で本場フランスならではの美味しい料理やワイン、スイーツを堪能することができますよ。

1.おすすめの行き方

コルマール、アルザス間の電車は若干高い印象です。なので、この区間の移動は一回で済ませるのが良いでしょう。コルマール、フライブルク間の方が終電が早いので、まずフライブルクからコルマールに行き、そこからストラスブールまで行ってフライブルクまで戻ってくるのが満喫できるルートではないかと思います。さて、フライブルク中央駅からコルマールまでの行き方は、まず、電車でBreisach(ブライザッハ)まで行き(この区間は、フライブルク市の乗り放題券で行くことができます)、そこからコルマール行きのバスに乗ります。(値段は2017年5月時点で5.6€)所要時間は1時間20分程。バスは、コルマール中央駅にも停車しますが、そこから町中までだと割と歩くのでColmar Theatre停留所まで行って下車すると良いです。コルマール中央駅からストラスブール中央駅までの移動は、SNCF(フランス国鉄)の電車です。値段は時間帯等によりまちまちですが、私が乗車した際は12.60€でした。事前にオンラインで予約することも、直接駅でチケットを購入することも可能です。25歳以下の方は、割引料金になります。所要時間は30分程。最後に、ストラスブールからフライブルクまでの帰り方なのですが、一番のおススメはバス。Flixbus(フリックスバス)やdeinbus(ダインバス)が安い時には片道たった5€程で運行しています。ただ、割と終バスが早いのが難点。ストラスブールは大都市なので、(特に日が長い夏場には)夜遅くまで楽しめますが、その場合には少し高いですが、電車を活用しましょう。Offenburg(オッフェンブルク)での乗り換えで、所要時間は1時間程。こちらも駅でチケットを購入できます。

2.コルマールでの楽しみ方

コルマールは、何といっても写真に写すと可愛いLa Petite Venise(プチットベニース)がおすすめ!ほんとにプチッとなスポットですが、何度見ても可愛いです。コルマールは、エマワトソン主演の映画「美女と野獣」のロケ地としても使われたので、今後さらに人気が出そうですね。

IMG_9207.JPG

他には、ジャムが美味しいお店等もありますが、一日プランでは少し遠いので割愛。アルザス名物は、コウノトリ、陶磁器のクグロフ型、等になりますがどれもとても可愛いのでお土産屋さんをフラフラするだけでもとても楽しいです。

街を歩いていると、こんな古めかしい一角にも出くわします。この場所、少し奥まっていますが、人が沢山写真を撮っていたりするのであまり見過ごすことはないかと思います。

IMG_9211.JPG

コルマールにも、お手軽な値段でフレンチランチが楽しめるお店がいくつかあります。サラダとメインとちょっとしたデザートが15€程で楽しめます。ドイツ料理も良いけれど、フランス料理の美味しさにはやっぱり感動します!お隣の国なのに、どうしてこんなに違うんだろう。。。

IMG_9215.JPG
IMG_9216.JPG

この地方の名物料理として、Tarte flambée(タルトフランベ)がありますが、こちらはドイツでも食べられる上に、ドイツの方が安くて美味しかったりします。薄焼きのピザのようなもので、ドイツ語ではflammkuchen(フラムクーヘン)と言います。フランスではフレンチを楽しみましょう!

お腹がいっぱいになったらコルマール駅まで歩いていきます。駅舎も風情があって可愛いです。ここからストラスブールに移動します。

IMG_9217.JPG

3.ストラスブールでの楽しみ方

ストラスブールに着いたら、まずはひたすら大聖堂まで歩いて行って、その裏手にある船着き場からクルーズツアーに行きましょう!フランス語、英語の解説で、今も街に色濃く残るアルザス地方の(ドイツ、フランスの間で取り合いになっていた)複雑な歴史を教えてくれます。立派な水門に始まり、EUの施設まで、ストラスブールの町全体をざっと知ることもできます。所要時間は1時間15分程。一人13€。割と人気なので、不安な方はオンラインで予約をすると良いです。チケットはスマホに保存できます。ただ、時間の融通は利きません。。。予約サイトは(こちら

IMG_9225.JPG

次は、大聖堂観光です。実は、フライブルク大聖堂はストラスブール大聖堂を模して造られたので、この二つを見ると比較できて面白いです。大都市の大聖堂だけあって、ストラスブール大聖堂の大きさには、ビックリ!中も、写真では分からないですが、ステンドグラスがとてもキレイです。

IMG_9219.JPG
IMG_9220.JPG

このストラスブール大聖堂には、人生を表現したからくり時計があり、毎日12時には時計が動くのを有料で見ることができます。このプランでは、時計が動くのを見れないのが残念ですが、ミュンヘンの市庁舎やブレーメンの街中ではタダで楽しめる立派な仕掛け時計があり、ヨーロッパ各地で楽しめるものだと考えたので今回はプランから外しました。

IMG_9223.JPG

疲れたら、この地方の名物chocolat chaud(ショコラショー)を飲んでホット一息。美味しいホットチョコレートです。

IMG_9224.JPG

ストラスブールはこの近辺で一番の都会なので、ショッピングも楽しめます。特に、夏の時期は日も長く22時くらいまで明るいので遅くまでいられます。クリスマスシーズンも、夜はイルミネーションが非常にきれいでした。ただ、1月半ばは、あまりに寒すぎて、ショッピングすら楽しめないのでおすすめではありません。。。下写真はストラスブール駅。とても大きいです。どこか、フランス、ボルドーのワイン博物館La Cité du Vin(シテ・デュ・ヴァン)にも似ています。

IMG_9218.JPG

補足ですが、コルマールはクリスマスマーケットが一番遅くまで開いている地なので、クリスマスイブとか、当日とかに楽しみたい方にはおすすめの地です。(少なくとも昨年12月はそうでした。)今年の日程等詳細はご自身で確認くださいね。ドイツと言えば、ですが、意外とイブや当日には閉まってしまうマーケットが多数なのです。。。

また、ストラスブールはスリが多発しているので、旅行中は気をつけてください。帰りのバスや電車でも、眠ってしまはないように、注意です!また、万が一すられた場合は気づいた地点の国の警察に行って、その国で事件が起きたんだと言い張りましょう。。。でないとフランスで起きたならドイツの警察では取り扱えないとか言われてたらい回しにされる羽目になる可能性もあります。

※情報はすべて2017年5月時点のものです。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。