ドイツ、ライプチヒで音楽の父バッハを知る旅

公開日 : 2017年10月31日
最終更新 :
筆者 : ブン

今回は、列車で何時間もかけて旧東ドイツのライプチヒを旅行してきました。ライプチヒは、人口50万人ほどの割りと大きな都市で、歴史のある街です。古くは、宗教改革で有名なルターがここで討論(ライプチヒ討論)をしたり、日本では音楽の父として有名なバッハが居住し、この街の教会や音楽学校をメインに活動しました。そのため、ライプチヒには、宗教改革やバッハ関連のミュージアムや他施設等が多いです。

ライプチヒにつくと、まず目を引くのが駅の大きさ。ヨーロッパ最大の面積を有する駅だそうです。ドイツは日曜にはスーパー等の小売店がほぼ閉店してしまいますが、この中央駅の中にたくさんあるお店群は日曜日も開いていたので、ドイツで日曜日にショッピングを楽しめる数少ない一つの場所だと思います。

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中央駅から、ライプチヒで有名な聖トーマス教会は、歩いてでも行くことができます。この教会はもちろんルター派のキリスト教会で、バッハが音楽活動を行った教会の一つになります。教会の傍にはバッハの彫刻が建っている他、教会内のステンドグラスにもバッハがいます。この教会の向かいにはバッハミュージアムがあり、またこの教会の近くにはバッハ一家が住み込みで音楽教育活動を行ったというトーマスシューレという音楽学校があります。

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トーマス教会の場所は、下記地図で確認できます。

向かいにあるバッハ博物館は、昔バッハ家の近所に住み、その子供たちの名づけ親になっていたという一家の家だったそうです。入場料は一人10€。ドイツの大学の学生証があれば割引で8€になります。日本語のオーディオガイドもあり、バッハが住んでいた当時の街のこと(構造はほとんど今と変わらない)、バッハ家の音楽家たちが作った音楽、書いた譜面、色々と知ることができます。とても興味深いのでおすすめです。

ちなみに、ライプチヒにはトーマス教会の他にもう一つ主要な教会があり、こちらは聖ニコラス教会といいます。バッハはこちらでも音楽活動を行ったようです。ロマネスク様式の柔らかい内装の教会で、こちらも一見の価値あり、です。ただ、写真を撮るのには2€かかってしまいます。教会の場所は、下記地図で確認できます。

ミュージアムや教会を堪能してお腹が空いたら、バッハゆかりの老舗ドイツ料理レストラン「Auerbachs Keller」でランチを楽しめます。森鴎外も、ここに通っていたようですよ。旧東ドイツは物価が少し安め(例えば、旧西ドイツにもあるチェーンのレストランが、各メニュー1€ちょっと安い。)な印象でしたが、こちらのレストランはあまり物価が安いという印象は受けませんでした。しかし、雰囲気は良く食事も美味しく、大人気のレストランでしたよ。

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こちらのレストランは、アーケードの地下にあり、その階段の入り口には、ゲーテのファウストのシーンを再現した彫刻が建っています。場所の詳細は下記地図で確認できます。

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ゲーテの彫刻は、マルクト広場にある市庁舎の裏手にも建っています。ちなみに、この市庁舎内のミュージアムでは、古くからの街の様子(基本的構造が変わっていないことは本当に驚きです。)や、ルターの宗教改革の資料、ライプチヒで活動した他の音楽家のことなどを知ることができます。こちらもおすすめです。

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最後に、ライプチヒの街を一望したければパノラマタワーに上るのがおススメ。3€で一番上まで行くことができます。場所は、下記地図から確認できます。

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※情報は、すべて2017年10月末時点のものです。

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