フライブルク大聖堂のクリスマスイブ

公開日 : 2017年12月29日
最終更新 :
筆者 : ブン

大半のお店はお休みになってしまい、日本の年末年始のようなヨーロッパのクリスマス。そんな中、イブでも当日でも、大聖堂では無料のコンサート等のイベントが行われています。クリスマスにヨーロッパへの旅行を計画されている方は、ぜひ行先の街の大聖堂のイベントを一度チェックしてみることをおすすめします。日本では中々過ごすことのできない本格的なクリスマスの様子を垣間見ることができるかも知れません。

フライブルク市の大聖堂は、古くは13世紀から長い年月をかけて建てられたもので、ロマネスク様式とゴシック様式が混ざり合った、割と規模の大きい教会です。ステンドグラスがとてもキレイで、外が明るいうちに教会に入るとその美しさに驚きます。(フライブルク市の大聖堂に関しては、以前このような記事(こちらを書いたので、興味がある方はぜひ読んでみてください。)クリスマス前から年末年始にかけては、毎日のようにこちらで無料のコンサート等が開かれます。

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24日は、21時半から30分程のコーラスとオーケストラによる無料のコンサートが開催され、22時からはそのままイブのミサという流れでした。21時過ぎに教会に着くと、広い大聖堂の中はもうすでに満席です。ドイツでのクリスマスの過ごし方の一つが、夕食後に教会に行ってコンサートとミサに参加するというものなんですね。何だか、日本の年始の初詣みたいだなあとも感じました。

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さて、時間になるとコーラスが歌い始めます。このコーラス、かなり歌声がキレイでクオリティも高かったです!前日に教会の傍を通った際にたまたまブラスバンドの無料演奏が行われていたのですが、少し音が散らばって残念な感じだったので、その差に驚きました。市の公式のパンフレットに載っているようなイベントは、やはり同じ大聖堂での開催でも気合が入っているのかもしれません。

そのままクリスマスのミサが始まりますが、ミサでもたくさんの歌やコーラスがあります。日本人になじみのあるクリスマスの歌(きよしこの夜等)も聞くことができて楽しかったです。また、ミサの進行の中で中に飾られていた大きなクリスマスツリーが点灯したり、司祭と子供たちが伝統的な衣装に身を包んで登場したりするのも見ていて面白かったです。残念ながら、人があまりに多かったのと、やはり敬虔なキリスト教徒の方も多く見受けられたので、ミサ中の写真はあまり撮ることはできなかったのですが。。もちろん、ただ音楽を聴きに来たり見学に来ている雰囲気の人もたくさんいました。

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割と長丁場(23時までミサはありました!)が、本格的なクリスマスイブを楽しむことができるので、クリスマスにヨーロッパを旅行される際は、こうした行事への参加を検討してみても良いかも知れません。

帰り道では、大聖堂の鐘の音が町中に鳴り響いていました。(17個の鐘すべてなっていたんじゃないかというくらいの音でした。)

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