【はじめまして】ゼロからの富士登山

公開日 : 2019年05月29日
最終更新 :
筆者 : わや猫

皆様、はじめまして。今回より、地球の歩き方の静岡・富士特派員を務めさせて頂きます、わや猫です。

このブログを通じて、僕が生まれ育った静岡県の魅力をお伝えしますので、どうぞよろしくお願いします。

さて静岡県といえば、真っ先に思い浮かべるのは、やはり富士山でしょうか。

2013年に世界文化遺産に登録され、毎年、多くの登山者が訪れる富士山。

交通が発達した現代、大抵の人は、5合目の登山口から登り始めますが、

この富士登山に古くから伝わる、海抜0メートルの登山口がある事を、ご存知でしょうか?

それが、こちら。田子の浦港の東側、現在の鈴川と呼ばれる地区にある、富士塚です。

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住宅街の中に現れた、赤い鳥居。一見すると、どこにでもありそうな神社に見えますが、

実は、この場所、富士登山において、とても重要な役割を持っているのです。

鳥居から先へ進むと、その富士塚が姿を現します。

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現在のものは、昭和51年に復元されたものなのですが、元々は、富士登山者が

田子の浦の海で水垢離をして身を清めたあと、浜に落ちていた玉石を持ってきて

登山の安全を祈願して積み上げたものが、富士塚として祀られていたといいます。

古くは室町時代から、その記録が残っているそうで、今でも、こうして

その歴史に触れることができる、富士登山にとって重要な場所と言えるでしょう。

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そんな海抜0メートルからの富士登山ですが、近年、田子の浦港の西側にできた

ふじのくに田子の浦みなと公園の方にも、新しく海抜0メートルの登山口が誕生しました。

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(こちらの画像は、まだ園内に、富士山ドラゴンタワーが建設される前のものです。)

この富士山登山ルート3776は、富士市が公式に設定した登山ルートで、

市に挑戦企画書を提出し、道中にあるスタンプを、スタンプラリーシートに全て集め、

最後に富士山頂で記念撮影した画像を、スタンプラリーシートに貼って投函すると、

挑戦達成証と、チャレンジ達成ピンバッジを、記念にもらうことができます。

距離にして、およそ42kmと、フルマラソンと同じですが、その高低差は、3776m。

体力に自身のある人はもとより、日程を数回に分けてのチャレンジもOKとの事ですので、

もし興味があれば、富士山登山ルート3776のホームページをチェックしてみてください。

季節や時間帯によって、様々な表情をみせてくれる富士山。

今後も、静岡の見所共々、その魅力をお伝えしていきたいと思います。

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