富士の名瀑!白糸・音止

公開日 : 2019年06月24日
最終更新 :
筆者 : わや猫

みなさん、こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

今回は、富士宮やきそばでも有名な、富士宮の観光地をご紹介します。

富士宮といえば、浅間大社とならんで有名なのが、ここ、白糸の滝。

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その最大の特徴は、幅150mをこえる、連なった水のカーテン!

そして、もう1つ。滝の上流に川が存在しないという点も、この滝独特です。

白糸の滝を流れる水は、富士山の雪解け水などが、岩盤から湧き出たもの。

そのため、非常に透明度が高く、古くから景勝地として知られていたようです。

そんな滝の上には、湧き水が溜まってできた、小さな池もあります。

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この池は、お鬢水(おびんみず)と呼ばれ、源頼朝が富士の巻狩りのさいに立ち寄り、

鏡のような水面に、ヒゲのほつれを映して撫で付けた。という伝説が残されています。

池の周りには、小さな石塔が祀られていたり、苔むした岩に文字が刻まれていたりと

富士講の霊場としても、ここが特別な場所だったのだという事が、うかがえました。

さらに、白糸の滝のすぐ隣にも、音止の滝という、もう1つの滝が存在します。

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こちらは白糸の滝とは対象的に、力強く豪快な一本滝で、芝川の途中に存在します。

この滝には、曽我兄弟が仇討ちの相談をしていた際に、その轟音が鳴り止んだ

という伝説があり、その事に因んで、音止の滝と呼ばれるようになったそうです。

また、滝のすぐ裏には、曽我兄弟が工藤祐経を討つさいに隠れていたという曽我の隠れ岩があり、

曽我兄弟によって討たれた工藤祐経の墓も祀られているので、滝と一緒に見て回るのも良いでしょう。

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芝川の上に掛けられた曽我橋から、曽我の隠れ岩がある方へと渡れます。

白糸の滝・音止の滝、2つ合わせて、日本の滝百選にも指定されている、名瀑です。

有名な観光地という事で、連休中は周囲の道路から混雑が予想されるので

訪れる際には、その点には注意してくださいね。

白糸の滝 住所:静岡県富士宮市上井出273-1  TEL:0544-54-2880

富士宮市観光協会HP:https://fujinomiya.gr.jp/guide/170/

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