もう1つの深海への窓口!駿河湾深海生物館

公開日 : 2019年07月01日
最終更新 :
筆者 : わや猫

こんにちは、静岡・富士特派員の、わや猫です。

以前、深海生物専門の水族館として、沼津港深海水族館を取り上げましたが、

沼津には、もう1つ、深海生物を専門に取り扱っている施設がある事を、ご存知でしょうか?

それが、今回ご紹介させてもらう、駿河湾深海生物館です。

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同じ沼津と言っても、その場所は、伊豆半島の北西に位置する、戸田。

戸田と書いて『へだ』と読みます。沼津市街地からは、車で1時間ほどです。

戸田港を囲う御浜岬の先にある博物館で、途中には戸田灯台もあります。

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天気が良ければ、灯台付近から駿河湾ごしに、富士山を眺める事も可能です。

駿河湾深海生物館の入館料金は、大人1人200円、子供1人100円と、格安。

さらに20名以上の団体なら、2割引となります。(2019年夏現在)

また館内は駿河湾深海生物館に加え、戸田造船郷土資料博物館も併設されており

戸田の漁業に関する物から、プチャーチン提督や、ディアナ号の資料なども展示されていました。

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駿河湾深海生物館の方は、2017年にリニューアルが施され、ココリコの田中直樹さんも監修者に就任。

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改装前の、まるで理科準備室のような味気ない姿から一転。オシャレな雰囲気の博物館になっています。

館内には戸田の特産品であるタカアシガニを初め、ラブカや、ミツクリザメといった

様々な珍しい深海生物の標本を、ざっと数えて150体以上は展示されていました。

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そんな中でも特に貴重だとされているのが、戸田にて発見されたという新種、オロシザメ。

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おろし金の様な肌をした鮫で、捕獲数が少なく、その生体は、まだ謎に包まれているそうです。

顔がタヌキに似ていたせいで、オロシタヌキという名前になりかけたとか。お蕎麦屋さんにありそうですね。

生きた個体こそ展示されてはいませんが、これらを始めとした、様々な珍しい深海生物を見る事ができる

駿河湾深海生物館。入館料金も安いので、西伊豆方面へとお越しの際には、ぜひ足を運んでみてください!

駿河湾深海生物館・戸田造船郷土資料博物館 住所:静岡県沼津市戸田2710-1

TEL:0558-94-2384  開館時間:9:00~16:30  休館日:水曜日・祝日の翌日・年末年始

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