【いぼとり不動】富士の湧水にうたれる原田の滝不動【イボガミサン】

公開日 : 2019年10月28日
最終更新 :
筆者 : わや猫

みなさん、こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

富士山の周辺には様々な湧水地がありますが、ここ原田にも、いくつかの湧水地があります。

今回は、そんな原田の湧水地の内の1つとなる、滝不動へと訪れてみました。

富士市立 吉原第三中学校前の交差点を西へ進むと、滝川に差し掛かりますが

その手前にある永明寺の裏に祀られている祠が、その滝不動となります。

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ちょうど住宅地の三叉路にあたる場所にあり、元々は、永明寺の鎮守堂だったそうです。

鳥居から正面奥に社殿が見えますが、その祠を回り込むように湧水が流れています。

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その出処は、社殿の裏にある崖。社殿に向かって左側から、小さな滝が流れ落ちていました。

この湧水に打たれている不動明王は、いぼとり不動と呼ばれています。

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その昔、イボがたくさんできる病に悩まされていた娘の夢枕に不動が現れ、池の水を

かけるように言いました。娘は言われたとおり、不動の池の水を自分の体にかけると

不思議とイボが取れ、以来この不動は、いぼとり不動と祀られるようになったそうです。

現在も、池の中に鎮座している不動さんに、竹樋を通して湧水が注がれています。

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正確には、不動さんの頭の上を通って、正面へと流れ落ちていると言った感じですが。

ちなみに僕も以前、右肩に小さなしこりが出来ていた事があったので、試しに不動さんのお水を

掛けてみたのですが、そのしこりは知らない間に無くなっていました。ご利益が、あったのかな?

同様の伝説は、日本各地にも存在しているようなので、あなたの住んでいる地域にも

もしかしたら、いぼとり不動や、いぼとり地蔵として、祀られているかもしれませんね。

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また機会をうかがって、他の湧水地などにも訪れてみたいと思います。

滝不動 住所:富士市原田1352

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