【川根本町】8つの橋を巡る八橋小道【接岨峡】
こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。
すっかり気温が下がって、紅葉の季節もせまり、山歩きにはいい季節となりました。
そこで今回は運動不足の解消を兼ねて、ちょっとしたハイキングコースへ出かけましょう。
川根本町より、井川湖方面へ向かって続いている、静岡県道388号 接岨峡線。
長島ダムの建設によって誕生した接岨湖沿いに、この道路を進んでいくと途中、南アルプス接岨大吊橋という大きな吊り橋が、大井川の上にかけられています。
この長さ240mの吊り橋が、今回巡る八橋小道ラブロマンスロードのスタート地点となります。
自動車で訪れる場合は、橋の側の駐車場を利用。電車の場合は、接岨峡温泉駅で下車しましょう。
吊り橋といえど、かなり堅牢な造りをした橋となり、ほとんど揺れを感じることはありません。
ちなみに、南アルプス接岨峡大吊橋の近くには、男の神が祀られた岩宮神社があります。
一方、ゴール地点の裏山には、こだま石神社という、女の神が祀られた神社があります。
そのため、これらをつなぐ八橋小道には、ラブロマンスロードという愛称がつけられました。
八橋小道(やっぱしこみち)は、その名のとおり、コースの途中に計8つの橋がかかっています。
川の対岸からも、それらの橋を眺めることは可能で、その中にはかなり湾曲している橋も見られました。
では実際に、コースを進みながら順番に、8つの橋を見ていきましょう。
ただしひとつ注意が必要で、コース自体は、南アルプス接岨峡大吊橋を渡った先のT字路を左へ進むのですが、
ひとつ目の橋のみ、T字路から右側進んだ場所にかかっているため、うっかり見逃さないように気をつけましょう。
あるいは、奥大井湖上駅の方から歩いてアクセスするのであれば、そのまま順当に8つの橋を巡ることができます。
そんなひとつ目の橋は、欅橋。実は僕自身も、最初に訪れたときには渡りそびれてしまった橋なのです。
この画像を撮影しに再来したときは大雨の後だったので、川の水位が驚くほど高くなっていました。
ひとつ目の橋から戻り、T字路を左側の道へ進んで、ふたつ目の栃の木橋へ。
最初の欅橋へ行きそびれてしまうと、この栃の木橋が最初の橋となってしまいます。
3つ目、桜橋。こちらは、がっしりとした造りの橋でした。
4つ目、水楢橋。この橋から、階段を組み込んだ造りの橋が続いていきます。
赤塗りの欄干が目立つ、5つ目の椿橋。
6つ目、桑の木橋は......もはや橋というよりも、普通の階段といった印象でしょうか。
7つ目。先ほど川の対岸から眺めていたのが、この宮沢橋となります。
全長は62mと、8つの橋の中でも最も大きく、階段式の吊り橋としては日本最長の橋なのだそうです。
川の対岸に川根本町資料館やまびこや、接岨峡温泉駅に停車中の南アルプスあぷとラインも見えます。
そんな宮沢橋から、すぐ先に続いている犬返り橋。これが8つ目、最後の橋となります。
宮沢橋から連続しているため、川の対岸から眺めていた際には、ひとつの橋のように見えました。
こうして8つの橋を渡り終えると、ゴール地点となる湯彩香公園(ゆとろぎこうえん)へと到着。
川の周りをぐるっと1周するルートで、だいたい2km。1時間程度の手軽に巡れるコースでした。
また、さらに川の上流には、渓谷の中を走る南アルプスあぷとラインを眺められる関の沢が。
逆に下流には、秘境駅として有名な奥大井湖上駅もあるので、接岨峡は、まだまだ見所満載です。
■八橋小道 ラブ・ロマンス・ロード
・住所: 静岡県榛原郡川根本町犬間
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