【富士市】白馬の杜の明見さん【日向山神社】

公開日 : 2021年02月08日
最終更新 :
筆者 : わや猫

こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

白馬の杜として里山の再生が進む、富士市岩渕地区。

その中心となっているのが、ここ明見神社(日向山神社)となります。

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この神社は、慶長以前より日向山の頂上に祀られていたという日向山神社が発祥との事で、寛文2年(1662年)に明見山へと遷された事から、明見神社と呼ばれるようになりました。

その後、明治16(1883)年に参拝しやすいようにと、現在の場所へ遷座。

入口にある大鳥居は、昭和57年に、遷座100年を記念して建てられたそうです。

そんな鳥居の先にある拝殿。

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こちらは、拝殿に向かって左側にある白馬舎とともに、平成5年の整備記念事業にて建てられた物です。

また拝殿の右側にも、山王宮という、石の祠が祀られた小さな社があります。

拝殿から裏へ回り込むと、赤く塗られた本殿が姿を現しました。

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御祭神は、天御中主命(あめのみなかぬしのみこと)。

白馬舎や馬頭観音が祀られていることからわかるように、交通の安全が祈願された神社となります。

さらに本殿から先にも、小さな祠が祀られてありまりました。

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木造の祠内にある、石造りの小さな祠は、寛政時代に造られた物なのだとか。

そして白馬舎の中には、白馬の杜の由来にもなっている白い馬の像が納められています。

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似たような像が、富士宮市にある芭蕉天神宮にもありましたが、こちらの方が恰幅のいい作りです。

そんな白馬舎の裏から、富士山展望台があったところまで舗装路が続いているのですが......

その道とは別に、林の中にはしろうまの社 遊歩道という道も整備されてありました。

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遊歩道の途中には、平成25年に掛けられた白馬橋という斜張橋があります。

橋に展望台と、白馬の杜の整備は着実に進んでいるという印象を受けます。

白馬の杜の里山再生に、およそ100年かかると聞いたときには、まだまだ長い年月を要するものだと思ったのですが、この日向山神社がたどってきた歴史を考えると、100年などあっという間に過ぎてしまいそうに思えますね。

■明見神社(日向山神社)

・住所: 静岡県富士市岩淵1575-2

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