【富士市】江戸時代に沈没したロシア軍艦ディアナ号の錨【三四軒屋緑道公園】

公開日 : 2021年05月15日
最終更新 :
筆者 : わや猫

こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

ふじのくに田子の浦みなと公園に、レプリカが造られて注目された、ロシア軍艦ディアナ号。

そんなディアナ号の錨が、同じ富士市内にある公園で展示されています。

アクセスは、ディアナ号のレプリカがある、ふじのくに田子の浦みなと公園より。

田子の浦港に掛かる新江川橋を渡り、県道341号 水神田子浦港線へ出ます。

そのまま341号線を西へ道なりに4km進んでいくと、ディアナ号の錨と書かれた案内標識が現れました。

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公園の駐車場は、341号線から曲がってすぐの場所にあります。普通車6台分ほどのスペースです。

錨が設置された一帯は、海の方へと向かって続く三四軒屋緑道公園として整備されています。

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そんな緑道公園に隣接する形で、もうひとつ。浜添公園という別の広い公園もありました。

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こちらは住宅街によくあるような公園で、広い芝生広場に、いくつかの遊具が点在した造りです。

肝心なディアナ号の錨はというと、駐車場からすぐ先に、その姿を確認する事ができます。

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全長4.02m。重量およそ3t。富士市有形文化財に指定された、ロシア軍艦 フレガート・ディアナ号の錨。

1854年にディアナ号が沈没してから、1976年に引き上げられるまでの約120年間、海底に沈んでいたそうです。

なお、この錨よりも先に、もう1基。

1954年に引き上げられたディアナ号の錨があり、そちらは戸田造船郷土資料館の入口前に置かれていました。

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こちらの錨は、全長4.78m。重量約4tと、三四軒屋緑道公園にある物よりもさらに大きいようです。

三四軒屋緑道公園の錨の手前にある植え込みには、錨の説明が刻まれた石碑。

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さらにディアナ号に乗って来日した、エフィム・プチャーチン提督の銅像も建ちます。

緑道公園の端から、200mほど南へ進んだ先にある駿河湾。

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錨が引き上げられたのは沖合240mほどの場所との事で、だいたい公園から海までの距離と同じくらいです。

こうして考えると、意外と身近な場所に歴史的な物が眠っていたのだと、あらためて驚かされますね。

■三四軒屋緑道公園

・住所: 静岡県富士市五貫島481

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