【熱川バナナワニ園】日本最大のワニ飼育施設【ワニ園】

公開日 : 2021年11月08日
最終更新 :
筆者 : わや猫

こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

熱川バナナワニ園の本園より、道路をはさんで反対側にあるワニ園。

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ここは今までに20種以上ものワニを飼育してきたという、ワニに特化した施設になります。

2008年には開園50周年を記念して、リニューアル工事も施された、この施設。

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2021年現在、園内で飼育されているワニの種類は、交配種1種を含めた16種。約140頭。

そのうち14種が、このワニ園で展示されていました。(クロコダイル科9種、アリゲーター科5種)。

ワニを横から観察できる水槽や、下から見上げられる水槽も、リニューアルによって登場したものです。

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見上げる水槽といえば、サンシャイン水族館の天空のペンギン水槽を思い出しますが、高速で泳ぎ回るペンギンとは対照的に、ほとんど動きのないワニたち。おかげで撮影は簡単。

動いているワニを見たければ、週に1度行われるワニのエサやりイベントの際に訪れるのが良いでしょう。

(ワニ園での給餌は、4~9月が毎週水曜日の13時。10~3月が隔週日曜日の13時からとなっています)。

また、ワニは変温動物なので、寒くなると余計に動きが鈍くなります。

そのため、ワニ園のプールには温泉が用いられており、水温を28~30℃に保たれているそうです。

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熱川の恵まれた温泉資源は、ワニたちにとっても絶好の環境となっていました。

ほかにも、ティラピアや、アリゲーターガーといった、ジャングルに生息する魚なども飼育されています。

そんな生き物たちと一緒に、80万年前の日本にいたというマチカネワニの骨格標本も展示されていました。

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こちらは発掘された頭蓋骨や脊椎骨から、現代のワニを参考に体を復元したもので、全長は実に8mほど。

園内にいる最大のワニ(マレーガビアル)が4.5mなので、その倍近い大きさ。いかに巨大なのかがうかがえます。

世界中の熱帯地域に、亜種を含めて、およそ30種類ほど存在するという、爬虫類の仲間のワニ。

その半分近くが、ここ熱川バナナワニ園に集まっているということで、このような施設は世界でも有数でしょう。

本園のアマゾンマナティー、分園のニシレッサーパンダ、そして数々の熱帯植物と熱帯果実などなど。

ほかの動物園などとも異なる独自性と、半世紀以上の歴史をあわせ持つ。まさに伊豆の観光名所でした。

■熱川バナナワニ園

・住所: 静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10

・TEL: 0557-23-1105

・入館料: 大人1800円、小学生以下900円、4歳未満無料

・営業時間: 09:00~17:00(最終入園16:30)

・定休日: 年中無休

・URL: http://bananawani.jp/

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