一万本の白い彼岸花 ~ 築上町正光寺
こんにちは、「地球の歩き方」福岡特派員のDukeです。今日は、福岡県築上町にある正光寺の白い彼岸花を紹介します。
正光寺の周辺のあぜ道で咲いていた白彼岸花の球根を譲り受けて、境内に植えたのはおよそ60年前。
それが今では、なんと一万本もの群生が見られるまで、大事に育てられてきました。
例年9月下旬、週末の二日間は『白い彼岸花祭り』が行われ、大勢の人が白い彼岸花を見に訪れます。祭り期間中は、境内の一角で地元の農産物などを販売するテントが並び、こちらも人気です。(今年の祭りはは9月21日、22日)
六つの花びらが環状に開いていく様子は、浜木綿の花に似ていますね。
本堂の脇には裏山から、こんこんと湧き出る『智恵水』。苔むしたつくばいに風情が感じられます。
境内には、黄色い彼岸花も咲いています。ショウキズイセンと呼ばれ、普通の彼岸花よりも少し遅れて咲くそうです。
一番早く咲き始める赤い彼岸花、曼珠沙華はそろそろ終盤です。
本堂前の曼珠沙華が、9月の青空に映えていました。
彼岸花のあいだをゆらゆら飛びまわりながら蜜を吸うモンキアゲハ。
不老山正光寺は曹洞宗のお寺。行基作と云わる文殊菩薩を本尊としていることから、「智恵の文殊さま」と呼ばれ親しまれています。普段は本堂奥深くに奉られている文殊菩薩ですが、毎年2月25日、26日に催される文殊大祭の日だけは御開帳されるそうです。
正光寺の前を流れる用水路沿いに咲く彼岸花。このほかにも、周辺には赤い彼岸花の群生スポットがたくさんあります。
白い彼岸花を撮りに出かけたのは9月19日。今年は咲き始めるのが少し早かったようで、残念ながら既に盛りを過ぎていました。こちらは2年前に撮ったものですが、例年はこんな感じで賑々しく出迎えてくれます。
正光寺は東九州自動車道を築城ICで降りて、県道237号線を約10分。城井川沿いに長閑な田園風景が続きます。周辺には、福岡特派員としての初めての記事で紹介した「旧藏内邸」や「本庄の大楠」などの見どころも多い地域です。
【不老山 正光寺】
○場所:福岡県築上郡築上町伝法寺1357
○電話:0930-54-0772
○築上町観光協会オフィシャルサイト:https://chikujokanko.com/sightseeing/58/
○アクセス:JR日豊線築城駅から太陽交通バス(寒田線)「正光寺前」下車、徒歩5分
東九州自動車道「築城」ICから車で約10分
○駐車場:約50台(無料)
筆者
特派員
Duke
縁あって福岡県北九州市に落ち着いて、はや15年。県外の方はもちろん、地元の方にも楽しんでいただけるよう、福岡・北九州の旬な情報を発信していきたいと思っています。
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