福岡県の紅葉名所~白野江植物公園@北九州市門司区
こんにちは。『地球の歩き方』福岡特派員のDukeです。今日は、福岡県の紅葉名所の続きで、北九州市門司区にある白野江植物公園を紹介します。もともと「四季の丘」という名の民間の植物園だった白野江植物公園ですが、その後、北九州市が管理することとなり、1996(平成8)年に北九州市唯一の花木公園として開園しました。周防灘を望む丘陵に広がる白野江公園では、四季折々の樹木や花々を楽しむことができますが、秋には、モミジをはじめとするさまざまな落葉樹が園内を赤や黄色に染め上げます。
写真は11月17日現在の様子です。白野江公園の紅葉は、11月下旬から12月初めにかけて見頃を迎えます。今週は「色づき始め」で、時期的にはまだ少し早いようでした。
入口広場の白壁の塀を越えて伸びるモミジは、枝の先端がわずかに色づいた程度。
このモミジは、もう少し先になると燃えるような紅葉を見せてくれます(この写真は2017年秋のもの)。
園内にはおよそ800本のモミジが植えられています。11月17日の段階では、紅葉の進み具合にかなりバラつきが見られました。
赤や黄色だけではなく、色づく前の緑など、木々が織りなす色彩のグラデーションがきれいです。
澄みわたる青空の下での散策は一服の清涼剤。始めは少し冷たく感じられた風も、アップダウンのある園内を歩くにつれて、心地よいそよ風に変わっていきます。
事務所棟前のモミジも、これから本格的に色づいてくるでしょう。
側溝の縁で羽を休める秋の使者アキアカネ。
中国及び朝鮮半島を原産とする山茱萸(サンシュユ)。早春に鮮やかな黄色い花を咲かせ、秋にはすっかり葉も落ちて真っ赤な実をつけます。この実にはビタミンCが豊富に含まれ、薬としても用いられています。
この時期、紅葉だけではなくいろいろな花も咲いています。こちらは彼岸花の仲間、ピンクのリコリス。
石蕗(つわぶき)はちょうど今が見ごろで、いろいろ場所で咲いていました。
これは百日紅(さるすべり)の紅葉です。丸くて大きな葉がオレンジ色に輝いて見えます。
白野江公園といえば桜。60種もの品種が次から次に咲き続ける「桜リレー」はよく知られていますが、この時期に咲く桜もあるんです。これは、淡いピンクのふっくらとした花びらがかわいらしいアーコレード。春と秋の二季咲きの桜です。このほかにも10月桜や子福桜などが、花数は多くはないものの今が見頃となっています。
白野江植物公園は門司区の北東部。周防灘に面した小高い丘からは、山口県の宇部・小野田方面や大分県の姫島や国東半島を一望できます。また、この公園は野鳥の宝庫でもあり、一年を通じて鳥の声が途絶えることはありません。響きわたるさえずりを聴きながら歩けば、気持ちまで軽くなるようです。
【白野江植物公園】
◯場所:北九州市門司区白野江2丁目
◯問合せ:093-341-8111
◯公式HP:http://www.shiranoe.com/
◯入園料金:一般300円、小中学生150円
◯駐車場:84台300円
◯アクセス:(車)九州自動車道門司ICまたは都市高速春日ランプから約3km
(JR/バス)JR鹿児島本線門司港駅⇨バス41番系統「白野江」行き⇨「白野江2丁目」下車
筆者
特派員
Duke
縁あって福岡県北九州市に落ち着いて、はや15年。県外の方はもちろん、地元の方にも楽しんでいただけるよう、福岡・北九州の旬な情報を発信していきたいと思っています。
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