北九州市のデザインマンホールを探してみよう!~銀河鉄道999編
こんにちは、「地球の歩き方」福岡特派員のDukeです。北九州市は、1918(大正7)年に旧若松市で下水道事業を開始し、2018(平成30)年に100周年を迎えました。今日は、下水道事業100周年を記念して製作されたデザインマンホールを紹介します。
そうした記念事業が行われたことを私は知らなかったのですが、たまたま小倉駅の南北連絡通路を通りかかったときに、壁にかけられたこのパネルを見つけました。詳しく調べてみると、市の上下水道局が北九州ゆかりの漫画家である松本零士さんの『銀河鉄道999』のキャラクターを中心とするマンホール蓋を9種類制作し、JR小倉駅周辺と北九州空港周辺に設置したのだそうです(写真は北九州市上下水道局の承諾を得て掲載しています)。
上のパネルの案内に従って、私もマンホールを探してみました。まずひとつ目は、主人公星野鉄郎と一緒に旅する謎の美女メーテル。連絡通路から近い「あるあるCity」の入口付近に設置されています。このマンホールは、小倉駅だけではなく北九州空港にもあるそうです。
ふたつ目は、銀河鉄道999号のマンホールです。案内パネルで示された位置よりも平和通りよりで、ちょっとわかりにくい場所にありました。
3つ目のマンホールには、線路上を歩く鉄郎とメーテルの姿が描かれています。魚町銀天街の入口付近なので、すぐに見つかるでしょう。
次の3個は、アーケード街を南に歩くと順番に並んでいます。4つ目は銀河鉄道999の車掌さん。
5つ目のマンホールは女海賊エメラルダス。
大山トチローが描かれた6つ目のマンホール。
7つ目のマンホール、宇宙海賊キャプテン・ハーロックは、少し離れて小倉井筒屋の入口付近にありました。
8つ目のマンホールが設置してあるのは、リバーウォークのNHK北九州の前。松本零士さんの作品世界が描かれています。
リバーウォーク北九州のお堀側、最後のマンホールに描かれたのはトラジマのミーめ。松本零士さんが14年間一緒に暮らした愛猫をモデルとした漫画の主人公です。
下水道の記念事業は、雨や地震に強く清潔で快適な暮らしを保つ下水道の役割や、下水道からの恵みについて、市民に興味・関心を持ってもらうために計画的に行われています。今回は銀河鉄道999シリーズを探してみましたが、北九州市のデザインマンホール蓋はこのほかにも、官営八幡製鐵所旧本事務所を含む産業遺産群が世界文化遺産に登録されたことを記念したものや、ギラヴァンツ北九州のマスコット「ギラン」、北九州市の下水道発祥の地である若松区のシンボルを集めたデザインマンホールなどがあるそうです。いつか機会を作って、これらも紹介したいと思います。
私たちや企業などが排出する汚水は、下水道を通じ最終的に日明浄化センターに集められ、きれいな水となって海や川に流されています。かつて死の海と呼ばれた洞海湾、どぶ川と化していた紫川などの水辺が、市民の憩いの場として利用されるようになるなど、下水道の整備によって、北九州市の水環境が飛躍的に改善し、良好な都市空間を形成することに貢献していることを忘れず、日々の暮らしを送っていきたいものですね。
筆者
特派員
Duke
縁あって福岡県北九州市に落ち着いて、はや15年。県外の方はもちろん、地元の方にも楽しんでいただけるよう、福岡・北九州の旬な情報を発信していきたいと思っています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。