アイルランドの冬には暖炉とピート
師走の声を聞く頃になると、まさに冬本番といった感じになります。
夏ににぎわっていた観光客の姿も消え、街の人々もクリスマスの準備におおわらわ。そんな時に、家々の煙突から「ピート」の香りが漂うと「今年ももう終わりだなあ、冬だなあ」となぜかしみじみ思います。
初めてアイルランドにやってきたのが晩秋だったので、懐かしく思うのかもしれません。
さて、この「ピート」というのは暖炉などに使われる、泥炭地から採れる泥炭塊でできた燃料です。炭や薪などもよく使用されるのですが、このピートのスモーキーな香りが好きだというアイリッシュは多いです。燃料ではなく、植物なんかの肥料に用いられることもあるそうですね。
ちなみに、スコッチウィスキーを作る過程で、麦芽を乾燥させる時に無くてはならないのもこのピートなのだとか。
でも残念なことに、今までよく使われてきたこのピートも、国の重要資源であるということとか、経済的・環境的理由などにより昔ほど使われなくなってきているのだそうです。仕方がないとはいえ、何となく風情がなくなってしまうようでちょっと寂しいです……。
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