アイリッシュハープだらけ
アイルランドに来ると緑がいっぱい、パブがいっぱい、といった印象を受けることも多いのですが、私がもう一つ気づいたのは「ハープのロゴが多いなあ」ということでした。
それもそのはず、「アイリッシュハープ」がアイルランドの国章だからだったのです。アイルランドのパスポート表紙にはアイリッシュハープの国章がちゃんと入っていますし、政府などの発行する公式書類(ビザ、税金関係の書類など)にも全部このアイリッシュハープのデザインが描かれてあります。そして以前にも少しご紹介したとおり、アイルランドのユーロ硬貨のデザインもアイリッシュハープですしね!
政府関係だけではなく、商業的にもこのハープのデザインは使われています。アイルランド系格安航空会社ライアンエアー(Ryanair)のロゴはアイリッシュハープ。そしてご存知アイルランドの誇る黒ビール、ギネスビールのロゴだってアイリッシュハープです。
ところで、これら企業の使用しているハープのロゴと国が使用するハープのロゴ、微妙に違うのですがどこが違うか分かりますか?
――そうです、ギネスビールとライアンエアーのハープロゴは政府などが使用しているものと逆向きになっているのです。以前ギネス社と国がロゴを巡って争ったことがあり、それ以後ハープが反対向きになったデザインが使われるようになったのだそうです。
国章に使われている「アイリッシュハープ」のモデルは、14世紀から伝わる<ブライアン・ボルー・ハープ>と呼ばれるもので、ダブリンのトリニティ・カレッジにある大図書館でこの古いハープの展示を見ることができます。
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