《ベルギーテロ》ゲント現況報告
こんにちは、ゲント特派員のみゆきです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
ご無沙汰になってしまっていたブログのネタが「テロ」になってしまい悲しい限りです。
本日ベルギー時刻12:00には被害者のために1分間の黙祷が捧げられました。
日本の家族や友人から心配の連絡をもらいました。"遠いヨーロッパのどこかにある国"ではなく、知り合いの住んでいる身近な国だと思ってもらえていることに嬉しく思います。
ご存知の通り、昨日23日の朝、ブリュッセルの空港と地下鉄内で自爆テロが起こりました。
既に犯人の男性2人の顔写真が公開され、現在 爆弾を置いて逃げたもう1人の犯人を捜索中だそうです。この3人を前日に乗せたタクシーの運転手の証言から、タクシーが小さかったため彼らは(爆弾の入ってたであろう)スーツケース2つを運ぶのを諦めた、ということがわかっています。昨日以上の被害が出ていたかと思うと恐ろしいものです。
つい5日前、パリでのテロ事件の犯人がブリュッセルで逮捕されたのはご存知でしょうか。今回のテロ事件はその報復ではないかと言われています。今思えばここ数日警察犬を連れた警察官がゲント駅構内を警戒巡回していました。すでに何かしらの事件が予想されていたのかもしれません。
今現在、ベルギー全土において テロ脅威度がレベル4まで引き上げられています。
日本大使館からの勧告としては以下の二つがあげられていました。
‐当面の間、空港周辺,地下鉄の駅には近づかない
‐テロの標的となりやすい場所(政府施設,公共交通機関,観光施設,デパートや市場など不特定多数が集まる場所)を訪れる際には周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れる
自分が住んでいる国をこう言うのはとても残念ですが、今のベルギーは、他の都市でも攻撃があるのではとの声もあり大変危険な状態です。渡航は極力控えてください。
ブリュッセルの地下鉄は政府の建物付近の駅をのぞき再開、トラムも走っているようです。
一時間前のラジオでは「トラムはほとんど人がいない状態」とのことでした。
ゲントでは普段の生活と特に変わったことはありませんが、私はしばらく電車を使わない予定です。いつ、どこでも起こりうるという危機感を持ちながら行動していきたいと思います。
皆様もどうぞお気をつけて。
最新情報/写真等は以下のサイトが便利です。
Flandersnews.be(英語)http://deredactie.be/cm/vrtnieuws.english
追記:昨日よりベルギー国内では電話(主にブリュッセル送受信)の混線が発生しているようです。緊急での電話連絡を必要としている人のためにも、スカイプのようなインターネット回線を使った電話やメールが推奨されています。
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