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ニュージーランド/ギズボーン特派員ブログ 高橋 将智

ニュージーランド・ギズボーン特派員が現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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崖には手つかずの赤土が張り付いており、火山活動の凄まじさを連想させました。


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何か吸い込まれる不思議な光景でした。


短い間の頂上でのひと時を後に下山を試みます。

下りのトラッキングコースは登りとは打って変わるものでした。地面は緩く急斜面で滑りながら下りなければいけません。急がず焦らず、かつリズムよく、目の前には気持ちを急かす3つの湖があります。


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小さな青い湖。透明度が高いわけでなく硫黄と土での化学反応で出来た色。


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緑湖 綺麗ですが水に緑は余り好きでは無いですよね。


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大きな青い湖。このトラッキングのシンボルでメインの場所。


自分の40にこのトラッキングを選んだ理由は人の人生と登山は比例しているのでは無いかと思ったから。若い頃はただガムシャラに自分の存在を証明したかった事を覚えている。いくら頑張っても父を始め先輩方々は認めてくれず、後5年すれば解ると曖昧な回答。自分で思っていた頂点は実はまだ頂上では無く、知れば知るほどもっと上がある事に気づく。
波風立たせずにそのまま平穏な道を進むことも出来るが、進むと最後だろう砦が待っている。「この難関を突破すると満たされるのだろうか」と思い、立ち向かい、やがてその山の最高潮にたどり着く。来た道に目を向けると今までの自分のもがいていた道のりがちょっと笑ってしまうぐらいに小さく見えて、もがいている人が見えたりして。

登る前は頂点はいいものだと思っていた、最高の場所だと思っていた。けど、現実は風当たりが強く、寒く、孤独で後の事を考えると長くもいられない場所。

40になった事、無事に引き際を見極め無事に帰る事。下山がこれからの自分の人生で学ぶべき事が多いのではないかと思い一歩一歩噛み締めながら考えながら、最初の急斜面を滑りながら、落ち着いたら仲間をケアしながら皆が無事に帰れるようにを重視して歩いた。

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みんなが無事に帰れるように。


遠くに自分の車を止めている駐車場が見えた。ゴールは近いと思っていた。けど、道は蛇行しており歩けど、歩けど中々たどり着かない。下に向かうにつれ気温が高くなっていくのが分かる。あれやこれや余計な事を考える必要は無くただ歩くのみ、急げば怪我をするから休む時は休むべき。いつしか静かな森の中から次第に人の声が聞こえ出す事に気付き、そしてその森のトンネルを抜け抜けると辺りがパッと明るくなった。そこは19・4キロの最終地点、これから僕が目指す所であった。

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マチ、アン、一緒に歩いてくれてありがとう。いつまでもbest friendでいて下さい。


2016年1月 4日

道が平らになりました。今度こそ頂上です。坂を登った後平らな場所を歩くと非常に歩きやすい事を感じます。普通なことですが新鮮に感じれるあたりが旅ですね。登山者たちにも達成感と笑顔が見られます。道もまさに火星感タップリです。


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平らはいいものです。


しばらく歩いて行くとまたしても現実を目の当たりにしました。目の前には上り坂があり、人々が登っています。歩いていた場所は頂上ではなく、またしても中腹でした。
誰に騙されたわけでもないのですが裏切られた気持ちでトボトボ歩き上り坂に向かいます。しばらくするとやや違う所を歩いているのに気付きました。そこは山の峰であり右と左に異なる景色を持っていました。

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自分から見て左側、ここを歩いてきました。

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右側は急斜面で崖、壮大です。


道は整備されておらず、ややゆるい砂で足元を不安定で、時折粘土質になり安定させます。友達らが遅れを取っている間岩に登って一休み。トンガリロ山を何回写した事でしょうか。この山が徐々に大きく見えているのが登っている事を実感させます。

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大きな岩の上にて


徐々に道は険しくなり時折突風が吹き荒れてきました。さえぎる物の無い山上部の証明です。ぐんぐん勢いをつけて登り最後はダッシュ。ようやく登頂成功しました。完全に疑う事の無い頂上です。

岩だらけの頂上、突風で厳しい環境の中、達成感を楽しむ余裕がありません。休憩していても風がとにかく強く中々落ち着かず下山をする事にしました。中々うまくいかないものですね。

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頂上での一枚


2016年1月 4日

スタート地点から約1時間ほど歩いた所にトイレがありすくし休憩を取った後いよいよ山に登ります。目の前にそびえる山はあたかも私たちの行く手を遮っているかの様子で階段はかなりきつく体力を消耗させ、並行して私たちのペースも徐々に遅くなって行きましした。


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行ったことはないですがまるで映画で見る火星のようです。


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隣にそびえる山はマウントトンガリロ


ようやく頂上に到着しました。幸運にも天気も快晴で山の上からは爽快な景色を眺める事ができます。風をさえぎる岩陰で私達はランチを取ることにしました。28年ぶりの頂上でのおにぎりの味は格別なもので自分で作っておきながら美味しいと感じ、いささか急いで食べていてせいもあり喉に少しつまらせ気味のシャックリ堪えた感じでのお昼。


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頂上でオニギリ


しばらく休憩を取った後、
次なる場所へ辿り着く為旅路を開始しました。階段は90度にひねられていた為、昼食をとった場所からは確認できませんでしたが、しばらくするとお昼を取った場所は頂上ではなく中腹部という事がわかりました。目の前にさらなる壁が立ちふさがっています。

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階段が山沿いにありさらなる上を隠してました。


望みを絶たれた足取りはやや重いのですが、このハイキングはスタートとゴール地点が違う所にあり、引き返しのできない一方通行のハイキング。ひたすら進むしかない過酷なハイキングです。先が何であれ進むしかありません。


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頂上と思い込んでいた時の記念の一枚。


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