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ニュージーランド/ギズボーン特派員ブログ 高橋 将智

ニュージーランド・ギズボーン特派員が現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2016年1月 4日

誕生日に19.4キロのハイキング 番外編4


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誕生日に19.4キロのハイキング 番外編4

崖には手つかずの赤土が張り付いており、火山活動の凄まじさを連想させました。


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何か吸い込まれる不思議な光景でした。


短い間の頂上でのひと時を後に下山を試みます。

下りのトラッキングコースは登りとは打って変わるものでした。地面は緩く急斜面で滑りながら下りなければいけません。急がず焦らず、かつリズムよく、目の前には気持ちを急かす3つの湖があります。


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小さな青い湖。透明度が高いわけでなく硫黄と土での化学反応で出来た色。


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緑湖 綺麗ですが水に緑は余り好きでは無いですよね。


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大きな青い湖。このトラッキングのシンボルでメインの場所。


自分の40にこのトラッキングを選んだ理由は人の人生と登山は比例しているのでは無いかと思ったから。若い頃はただガムシャラに自分の存在を証明したかった事を覚えている。いくら頑張っても父を始め先輩方々は認めてくれず、後5年すれば解ると曖昧な回答。自分で思っていた頂点は実はまだ頂上では無く、知れば知るほどもっと上がある事に気づく。
波風立たせずにそのまま平穏な道を進むことも出来るが、進むと最後だろう砦が待っている。「この難関を突破すると満たされるのだろうか」と思い、立ち向かい、やがてその山の最高潮にたどり着く。来た道に目を向けると今までの自分のもがいていた道のりがちょっと笑ってしまうぐらいに小さく見えて、もがいている人が見えたりして。

登る前は頂点はいいものだと思っていた、最高の場所だと思っていた。けど、現実は風当たりが強く、寒く、孤独で後の事を考えると長くもいられない場所。

40になった事、無事に引き際を見極め無事に帰る事。下山がこれからの自分の人生で学ぶべき事が多いのではないかと思い一歩一歩噛み締めながら考えながら、最初の急斜面を滑りながら、落ち着いたら仲間をケアしながら皆が無事に帰れるようにを重視して歩いた。

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みんなが無事に帰れるように。


遠くに自分の車を止めている駐車場が見えた。ゴールは近いと思っていた。けど、道は蛇行しており歩けど、歩けど中々たどり着かない。下に向かうにつれ気温が高くなっていくのが分かる。あれやこれや余計な事を考える必要は無くただ歩くのみ、急げば怪我をするから休む時は休むべき。いつしか静かな森の中から次第に人の声が聞こえ出す事に気付き、そしてその森のトンネルを抜け抜けると辺りがパッと明るくなった。そこは19・4キロの最終地点、これから僕が目指す所であった。

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マチ、アン、一緒に歩いてくれてありがとう。いつまでもbest friendでいて下さい。

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2016年1月 4日
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