好奇心旺盛な牛たち
北イングランドのお天気、なかなか安定しません。1日の中に晴れとくもりと雨を乱切りにしてぶちこんだ闇なべのようなお天気が続いています。そこで、もう何週間も、「ああ、今日は歩いた〜」と思えるような距離の田舎歩きができないでいるわたしたち一家。じょじょにフラストレーションの水位が増してきて、「今日こそは、たとえ雨にたたられても歩きに行くぞ〜っ!」と決めた先週の日曜日……。
だだっ広くて、人がいなくて、わが家からもそう遠くないワニーライン(Wannie Line)と呼ばれる鉄道跡のウォーキングコースに歩きに出かけることにしたのでした。このウォーキングコースへ歩きに行くのは、今年、2度め。春先に歩いたときのもようは、個人ブログの「青空と野原の散歩ワニーライン」でご紹介しています。青空の広がる野原の風景は、こちらでお楽しみください。
今回、ご紹介するのは、わたしたちの姿を認めるや、のそりのそりと巨体をゆすりながらやってきた集団。その中でも、先頭をきって近づいてきたのが、
ま正面でカメラ構えても、まったく動じない。
ほかの牛たちは大きな図体にもかかわらず恐る恐るといった足つきで、
んっ!? 牛の中に、1頭、ブタがまじってる?
わたしたち一家の姿をひと目見ようとあごを突き出して、そのあごの入ったすきまに胴体も押しこむようにして押しあいへしあい集まってくるヤジ馬じゃあなくて、ヤジ牛の集団で、わたしたち一家の前には、人垣ならぬ牛垣ができてしまったのでした。実は、まだ成人には達していないと思われるこの好奇心いっぱいの若い牛たちは、じゅうぶんに育ったところでビーフにされる去勢牛なのです。
そう思うと、いささか哀れを誘われたり……。
初夏の野辺では、ちらほらとアザミが花を開きはじめていました。
そして……。
春先にウォーキングに来たとき、緑の丘の目印であるかのようにすっくと立っていた裸んぼの木も、今回は、豊かな緑の葉におおわれていました。
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