海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > グラスゴー特派員ブログ > スコットランドの田舎、こんなものには要注意!

イギリス/グラスゴー特派員ブログ ギブソンみやこ&ローランズ真弓

イギリス・グラスゴー特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2008年8月14日

スコットランドの田舎、こんなものには要注意!


メール プリント もっと見る

スコットランドの田舎、こんなものには要注意!

スコットランドの田舎、広大で雄々しくイギリスの他の地域では見られない独特の美しさを見せてくれるのですが、山々が目にしむ緑におおわれ、スコットランドの国花アザミや可憐なへザーが山肌を赤紫の花で彩(いろど)って歩くにはちょうどよい気候の夏に、凶暴な刃(やいば)をむいて襲いかかってくる小悪魔たちが出没するのです。


P1020585x.jpg その小悪魔たちが、戦いの末に惨死している姿は、こちら。


P1020587x.jpg 拡大しても小さいですが、画像をクリックして、さらに拡大していただくと、もうすこしはっきりとその姿をごらんいだたけるかと。


芥子粒ほどの大きさのこの羽虫、ミッジ(midge)と呼ばれています。日本名は、ブヨ。日本にもいるらしいのですが、わたしは日本ではかまれたことがありません。うっそうとした湖畔などの水辺に多く、ふわふわと空中を浮遊している姿が認められますが、蚊に比べるとずっと小型なので羽音でその存在に気がつくことはありません。


蚊同様、メスが子孫を残すために人間や家畜をかみます。ただ、蚊のように「刺す」のではなくて、文字通り「噛みつく」のです。ミッジにかまれると、蚊にさされたように、かまれた部分が赤くふくれて激しいかゆみを感じます。ですが、その症状は人さまざま。スコットランドの田舎生まれのわたしの夫は、どうしたわけかかまれることも少なく、かまれてもかまれたことに気づかないほどの症状で終わってしまうのです。なのに、わたしの場合は、よってたかってかまれた挙句、夜も眠れないほどのかゆみに悩まさます。


スコットランドの田舎歩きをしていると、点々と赤くふくれあがった皮膚に無残なひっかき傷のきざまれた脚をしている短パン姿の人を見かけることがあります。体質によっては、傷口がうんできて抗生物質を処方してもらわなければならない人もあるとのこと。まず、かまれないようにすることが大事です。


ミッジ対策としては、できるだけ皮膚を露出させないこと。そして、露出している皮膚には、虫除けスプレーなどをふりまいておくことなのですが、虫除けスプレーより効果があると言われているのが、エイボン化粧品の肌用保湿スプレー「スキンソーソフト(Skin So Soft)」。


P1020889x.jpg


ウェストハイランドの山歩きの拠点の町フォートウイリアム(Fort William)の通りのお店にも、山歩き用品やその他雑多な小物にまじって「スキンソーソフト(Skin So Soft)」が売られていました。


P1020893x.jpg 画像中央、ゴルフボールの左隣。


さらに、通りのはずれのスポーツ店のカウンターにも……。


P1020901x.jpg


去年、観光案内所で、どのくらいの量スプレーすればいいのかをたずねたところ、答えは「たくさん」とあいまいだったのですが、今回、このお店で、どのくらい効果が持続するのかを聞いてみたところ、「よくわからない」とのことでした(ミッジにかまれてもたいした被害をこうむらないスコットランドの地元民にはあまり使用者がいないのかも)。というわけで、スプレーをする適量や効果が持続する時間については不明ですが、おそらくミッジはスキンソーソフトの匂いが苦手なのだと思うので、たっぷりとスプレーし、匂いが持続している間を目安に使用されるのがよいかと。


ただ、このスキンソーソフトを使用していても、ミッジにかまれるときにはかまれます。スプレーしておいた方が被害が少ないといったくらいの効果を期待して、わたしは使用しています。また、「ミッジは朝食はとらない」と言われているのですが、それも、朝は、いささか食欲が減退しているにすぎないという事実を、身をもって体験しています、わたし……。


つまり、どんなに予防策をこうじようとミッジからの完全防御は難しいです。そして、不覚にもかまれてしまった場合は、とにかくひっかかないこと。いったん、ひっかきはじめると、ひっかくごとに輪をかけたかゆみが襲ってきて、夜もおちおち眠っていられない悲惨な悪循環におちいってしまいます。


だから、かゆいっ!と思っても、絶対に、ひっかかないっ!
そのためには、患部を冷たいタオルかアイスノンのようなもので冷やすこと。去年の夏に偶然発見したこの方法で、今年も、ミッジの虫さされをしのぐことができました。虫さされのぬり薬より、この方法が一番の特効薬です。スコットランドでミッジにかまれてしまった場合は、ぜひお試しくださいませ。


「美しいものにはトゲがある」と言いますが、ミッジの存在が、美しいスコットランドの田舎歩きには玉にキズ。ですが、実は、湖水地方をはじめとする北イングランドでも、スコットランドに比べるとその数はぐっと少ないもののミッジは出没するのです。というわけで、スコットランドと、念のため、北イングランドでも、夏に、水辺やうっそうと緑のしげる場所にお出かけのせつは、羽音もたてない極小の小悪魔ミッジには、くれぐれもご用心!

記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。
カテゴリー 旅行・ツアー・ホテル
2008年8月14日
« 前の記事「神秘のヴェールにつつまれるネス湖」へ
»次の記事「ボニー・プリンス・チャーリーのグレンフィナン」 へ
おすすめ記事
    グラスゴー特派員 新着記事
    ごあいさつ
    イギリスののどかな春の野原で
    エイプリルフール史上イギリス人が最もだまされた嘘!
    グラスゴー大聖堂&聖マンゴー宗教博物館
    リバーサイドミュージアムへ行こう!
    マッキントッシュの家を訪ねて
    ウィローティールームとカーレンスキンク
    ファイブシスターズの最高峰をめざす

    イギリス 航空券情報


    イギリス旅行 旅スケジュール

    旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■イギリスの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

    ヨーロッパ特派員ブログ一覧

    アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イタリア/シチリア島イタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ミラノイタリア/ミラノエキスポイタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマエストニア/タリンオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バレンシアスペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスロヴェニア/リュブリャナチェコ/プラハ2チェコ/ブルノチェコ/プラハデンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルン2ドイツ/ケルンドイツ/シュタインバッハドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミンデンドイツ/レーゲンスブルクノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/カンヌフランス/サンローフランス/トゥルコアンフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/モスクワ

    ヨーロッパにもどる

    • 特派員プロフィール
    • グラスゴー特派員

      グラスゴー特派員
      ギブソンみやこ&ローランズ真弓

      ■ギブソンみやこ
      1991年より英国在住。わたしが愛してやまないイギリスの田舎歩きの魅力や楽しみをたっぷりとお届けします!
      ブログ「イギリス国際結婚あんなことこんなこと

      ■ローランズ真弓
      2005年より英国在住。赤ちゃんとのドタバタの毎日から見えてくるイギリスの生活情報をお届けします!
      環境ブログ「英国えこうぉーりあー日記

    • リーダーに登録

    地球の歩き方Web特派員募集