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イギリス/グラスゴー特派員ブログ ギブソンみやこ&ローランズ真弓

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2008年12月20日

ケンダルで見つけた湖水地方名物 2


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ケンダルで見つけた湖水地方名物 2

前回のカンバーランドソーセージに続いて、今回は、「ケンダルで見つけた湖水地方名物」の2回めです。世界的に有名なのかどうかはわかりませんが、少なくとも登山を愛好されるみなさんは、「ケンダル(Kendal)」と聞くと、「ケンダル・ミントケーキ(Kendal Mint Cake)」を思いうかべられるのではないでしょうか。


湖水地方のケンダルは、ケンダル・ミントケーキの生まれた町なのです。そのオリジナルレシピは、1869年にジョゼフ・ワイパー(Joseph Wiper)によって考案されました。そして、1953年、エドモンド・ヒラリー卿(Sir Edmund Hillary 1919-2008) がエベレスト初登頂をなしとげたときにエネルギー補給源として携帯したことで知られています。そのほか数多くの登山家や探検家たちの遠征にも携えられたケンダル・ミントケーキのレシピは地元の製造業者によって受けつがれ、現在でも、登山、丘歩きのお供として親しまれています。


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こちらは、1913年創業のウィルソン(Wilson)社製造のもの。あれっ、ケーキにしてはいやに薄っぺらいじゃあないのと思われたのでは? 実は、ケーキという名称はついているものの、ケンダル・ミントケーキは、小麦粉や卵、バターで作る一般的なケーキとは似ても似つかない代物なのです。主原料は、砂糖とグルコースシロップ、それにペパーミントオイル。テレビで製造中のシーンを見たことがあるのですが、温められてとろとろになった原材料が板チョコの型のような薄っぺらい型に流し込まれ、冷えて固まると型をひっくり返して取り出されるのでした。


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これは、ブラウンシュガーで作られた茶色がかったもの。ほかに、白砂糖で作られたもの、チョコレートの衣でコートされたものなどがあります。また、お土産としても利用できる化粧箱入りのものも販売されています。さて、お味はというと、日本の生姜糖(しょうが板)のしょうが味がミント味になったという形容が一番近いかと。噛みしめるともろく崩れます。何しろ登山のエネルギー補給に利用されるわけでカロリーはバカ高ですが、清涼感のある甘みにしつこさはなく、湖水地方の山や丘のてっぺんで眼下に絶景を見おろしながらひとかじり、これはいけると思わせられるお味です。


さて、もうひとつケンダルの名物といえば、湖水地方の老舗チョコレートショップ&カフェ「1657チョコレートハウス(1657 Chocolate House)」があります。


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各種のオリジナルチョコレートが購入できるほか、カフェでは18種類のチョコレートドリンク、14種類のハンドメイドケーキ、それに、チョコレート愛好者向けのアイスクリームが楽しめます。また、チョコレートロフトでは、チョコレートの歴史や製造過程などの展示やDVDを見ることができます。


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ケンダルは湖水地方の中では比較的大きな町なのですが、街のサイズ自体はそんなに大きくはありません。通りを歩いていると、1630年代に建てられた古い石造りの建物「1657チョコレートハウス(1657 Chocolate House)」、簡単に見つかることと思います。(売られているチョコレートを見てみたいな。所在地の詳細が知りたいなと思われる場合は、この記事の最後にご紹介するお店のサイトでご確認くださいね)


湖水地方をめぐったところで、今回の記事が、今年最後のアップとなりました。気がつくと、海外特派員ブログを担当させていただいてから早一年もの月日がたっていました。この一年間ご愛顧いただき、心からお礼申し上げます。ところで、今、イギリスでは年間最大イベントクリスマスに向けての準備が進んでいます。個人ブログのこちらのページ で、クリスマスを待つ北イングランドの村のようすをご紹介しています。もしよかったら合わせてごらんください。それでは、みなさま、楽しいクリスマスとよいお年をお迎えください。そして、また来年もどうぞよろしくお願いいたします.....。

「1657チョコレートハウス(1657 Chocolate House)」のサイト

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カテゴリー レストラン・料理・食材
2008年12月20日
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