17世紀の貴族のお屋敷アーガイルズ・ロッジング

公開日 : 2009年01月07日
最終更新 :

前回ご紹介した高台のスターリング城から伸びる坂道をほんの少し下った場所に、17世紀に建てられた貴族のお屋敷アーガイルズ・ロッジング(Argyll's Lodging)があります。アーガイルズ・ロッジングは、現存する17世紀スコットランドのタウンハウスの中では最も保存状態がよく当時のたたずまいを今に伝える好例と見なされています。

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スターリング城が現在の形に整えられて以降王宮として使用されることが多くなると、スコットランドの貴族たちもスターリング城の近くに滞在できる場所を求めるようになりました。そのスコットランド貴族のひとりアーガイル伯爵の滞在用に建てられたのが、この「アーガイルズ(Argyll's アーガイルの)・ロッジング(Lodging宿泊所)」というわけなのです。ちなみに、アーガイル伯爵は、以前ご紹介したインバレリー城にお住まいのアーガイル公爵のご先祖様にあたります。

1630年代に建築され、さらに1670年代、第9代のアーガイル伯爵の増築によって現在の形を整えたアーガイルズ・ロッジングもスコットランドの建物によく見られる小塔や円錐形の屋根などを持ち、フランスの建築様式の影響を色濃く受けています。

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お屋敷の内部の写真撮影も可。ということで、まずは、正面の玄関を入った左手にあるキッチン。

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玄関のホールから階段をのぼっていくと、

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ダイニングルーム。

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そして、1630年代のオリジナルの暖炉のある応接間。

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その奥に、トイレつきの主寝室。

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アーガイルズ・ロッジングの見学は、スターリング城のチケット売り場のある広場で参加者を募って行われるガイドツアーのみです。スターリング城を見学しなくてもガイドツアーに参加できますが(大人4.00ポンド。小人1.60ポンド)、スターリング城に入場しているとアーガイルズ・ロッジングのガイドツアーは無料になります。ツアーの時間は1時間あまり。親日家でとても愛想のよいガイドさんがわかりやすい英語で案内してくれますので、スターリング城を訪れられた際は、ぜひアーガイルズ・ロッジングのガイドツアーにも参加してみてくださいね。

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