豚インフルエンザ

公開日 : 2009年05月01日
最終更新 :

イギリスでも、連日、豚インフルエンザに関するニュースが伝えられています。大流行の恐れや、メキシコで感染して帰国した人を介して感染した例なども報道されてはいるものの、比較的冷静に受け止められていて、一般の人々の間に特に普段と変わった様子は見受けられません。英国健康保護庁によると、5月1日午後2時現在、国内の新型(豚)インフルエンザ感染者は9名。642名が検査中とのこと。政府は、手洗いや咳・くしゃみをするときに口を覆うなどの予防対策を奨励し、メキシコからの帰国者やインフルエンザの症状がある場合は、最寄りの医療機関に連絡するようにと呼びかけています。

以下、スコットランドと北イングランドの日本人在留者向けにエディンバラ日本領事館から発行されているメールマガジンの「在エディンバラ総領事館便り・臨時第3号(平成21年4月30日)」の内容を転載します。

豚インフルエンザ:スコットランドにおける発生について

1.29日、スコットランド政府は、新たに24人に感染の疑いが認められ合計32人が検査中であると発表しました。また、政府は、感染を根絶することを最優先事項に掲げており疑わしいケースは徹底して検査していること、現時点では感染の脅威は低いこと、2種類の抗ウイルス剤(タミフル、リレンザ)を総人口の50%分を確保していることを強調しました。さらに、政府は、30日午後に豚インフルエンザ専用ラインを立ち上げると発表しました。具体的には、NHS24の電話番号08454 24 24 24に豚インフルエンザ専門チームへ繋がるオプションが追加されます。専用ラインでは感染の危険レベルや予防方法等の助言も行うと説明しています。(スコットランド政府 http://www.scotland.gov.uk/Home

2.29日夜、WHO=世界保健機関(WHO http://www.who.int/en)は、警戒レベルをさらに1段高い「フェーズ5」に引き上げました。「フェーズ5」は、6段階の警戒レベルのうち、上から2番目に当たり、「ヒトからヒトへの感染が少なくとも2つの国で確認され、世界的な大流行が差し迫っている段階」です。チャン事務局長は、警戒レベルは「フェーズ5」としたものの、人の移動の制限や国境の閉鎖は求めていないこと及び豚肉については適切に調理すれば問題はないという見解を示しました。警戒レベルの引き上げにともない、在エディンバラ総領事館においても緊急対策本部を立ち上げ、情報収集や在留邦人の皆様への情報提供に万全を期すこととしました。

3.日本の外務省は、WHOの発表を踏まえ新たに感染症危険情報を出し、メキシコ以外で新型(豚)インフルエンザ感染が確認されている国(英国を含む)へ渡航を検討されている方及びこれらの国に滞在される方に対し最新情報を入手する等、十分注意をするように呼びかけています。(外務省海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp

随時、豚インフルエンザに関する情報が掲載される在エディンバラ総領事館のサイトの更新情報のページ

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