イギリスの新型インフルエンザ情報

公開日 : 2009年09月08日
最終更新 :

今年の冬には、イギリス国内(総人口は6千万人)の新型インフルエンザによる死者は6万5千人にのぼるだろうと予測されていたのですが、この9月に入って、政府はその数字を見直し、最悪の場合でも死者は1万9千人にとどまるだろうと発表しました。新型インフルエンザ感染者は減少傾向にあり、9月3日現在159人の患者が入院中で、その中の31人が重篤。死者は、70人(イングランド61人、スコットランド7人、北ウェールズ1人、アイルランド1人)となっています。

新型インフルエンザにかかっているかもしれないと疑いのある場合は、National Pandemic Flu Serviceのホームページなどで、症状を確認し、新型インフルエンザであると判定された場合には、感染していない友人や家族が、地域の薬局などで抗インフルエンザ薬を入手して自宅療養する。ただし、深刻な病気のある患者、妊娠中の女性、1歳以下の子供で症状の悪化した場合は、医者にかかるようにアドバイスされています。

政府は、手洗い、テーブルや机などを清潔に保つ、咳やくしゃみ等にはテッシュを使用し(再使用するハンカチではなく)、使用後のテッシュはごみ箱に捨てること(イギリス人はテッシュを再使用する人が多いのです)を奨励しています。ですが、マスクの使用は奨励されていませんし、マスクをしている人を見かけることもありません。

学校が夏休みに入る以前は、新型インフルエンザで休校になる学校もありましたが、夏休みが明けたばかりなので、今のところ休校のニュースは聞かれません。息子の学校(はじまるのが遅くて、今週の水曜日から)は、夏休み前の時点では、生徒数人が新型インフルエンザで休んでいたとのことですが、それ以外は、耳に入る範囲で新型インフルエンザにかかっていると聞いた例はありません。また、テレビや新聞のニュース報道、巷の人々の様子の中にも、新型インフルエンザに対する深刻な危機感は感じられない現状です。

イギリスの新型インフルエンザ情報は、以下の日本領事館のサイトでもご覧になれます。随時更新されるので、今後の情報確認にもご利用ください。

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