日英交流と地域貢献に力を注ぐ女性たち

公開日 : 2010年06月26日
最終更新 :

ニューカッスル、ダラムなどに住む日本人女性たちの会「北東部日本人女性の会(the North-East Japanese Women’s Association)」(スミス佐代子代表)が、北東イングランドで元気に活動しています。2008年に、日本人女性どうしの交流を目的として始まったこの会も、2年を経て大きくなり、現在は日英の文化交流と地域貢献にますますその力を注いでいます。私も、昨年から会に参加。会のイベントを通して、多くの出会いとさまざまな経験をさせてもらっています。

6月24日、女性の会のメンバーたちは在エディンバラ日本国総領事館の田良原政隆総領事宅を訪問。活動報告、意見・情報交換などをしました。

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左から、田良原夫人、スミス キングスレーさん、スミス佐代子さん、田良原政隆総領事。

田良原総領事は「ミュージカルサロンコンサート」を企画してくださっており、以前劇団四季で活躍していた松川裕さんを招いてのコンサートが開催されました。田良原総領事自身も美声を披露。「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」「マイフェアレディー」から選りすぐられたミュージカル音楽と、望郷の想いを思い起こさせる日本の曲「ふるさと」「千の風になって」などが歌われました。日本の歌に観客から感動の涙があふれる場面も。私自身もとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。「(総領事館のある)エジンバラと北東イングランドは距離はありますが、心は一つです。これからも共にがんばっていきましょう」と田良原総領事。女性の会の活動に協力の気持ちを示してくれました。

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ミュージカルサロンコンサートにて。

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わざわざ東京から来てくださった松川裕さん。

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田良原総領事自身も美声を披露

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コンサート後には、佐代子さんから総領事にお礼の花束をプレゼント。

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みんなで、歌って踊る一幕も。

北東部日本人女性の会は2008年、スミス佐代子さんを中心に5人の日本人女性たちが、「日本人同士の友情を深めよう」と始まりました。これまでに、歴史的建物である「ウィンヤードホール(Wynyard Hall) 」「オークランド城(Aucland Castle)」、ニューキャッスル市長公邸「マンションハウス(The Mansion House)」で昼食会などを行ってきました。会には毎回60人から100人の女性が参加し、異国に住む日本人女性たちの情報交換・交流の場として貴重な場となっています。さらに、ニューカッスルの市長宅での昼食会の際には、市長が支援するチャリティーに寄付したり、ウィンヤードホールで開催した昼食会では地域のホスピスを支援するチャリティーに寄付したりという形で地域に貢献しています。また、日本に対する理解を深めてもらおうと、英国人女性たちを招き日本流のお茶会や着物ファッションショーを開催したこともありました。

次回のイベントは日本から演奏家を招いての琴の演奏会が10月にダラム大学を会場に開催予定。ますます、文化交流の輪が広がっていきそうです。

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