「マナーとルール」イギリス編

公開日 : 2010年06月30日
最終更新 :

イギリス人がよいマナーだというのは有名(最近はそれが崩れているということが、ちょっとした社会問題なのですが・・・)。バス乗り場でも、レジや銀行でも、列をきちんと作って順番を厳守する姿を必ず目にすることができます。並んでいるのかどうか、あいまいだと「並んでるの?(Are you in the queue?)」とわざわざ聞いてくれますし、列になっていなくても後に来た人は「お先にどうぞ」と先に来ていた人に一声かけます。これは、有名な一例。今回は、私が住み始めてから知ったイギリスのルールについてお話したいと思います。

まず一つ目は、バスの乗り方。イギリスのバスはバス停にただ立っていても停まってくれません。これは、暗黙のルール。乗りたいバスが来たら、おもいっきり手を挙げると停まってくれます。これは、同じバス停にいろんな路線のバスが停まるから。だから、人がバス停に立っていたとしても手を挙げていなければ、運転手さんは「違うバスを待っているのだな」と思い、バスを停めません。バス通学をし始めた頃、やってしまいました。バス停に立っていたにもかかわらす2本もバスを見過ごしてしまったのです。一本目はボーッとしていて手を挙げ忘れ、猛スピードで駆け抜けていくバスをただ見送っただけ。二本目はバスのスピードが異常に早く、私がバスを認識したのと手を挙げるのとのタイミングが微妙に合わず、挙げたけど運転手に認めてもらえず、スルーされてしまいました。その日は、週末運行で30分に1本。寒空の下、1時間も待つはめになったのでした。バスの頭尾にバス番号が表示されているのと、バス路線ごとにバスの色が違うのとで、慣れれば乗りたいバスを判別するのは簡単。ただ、運転手さんによって、スピードが尋常じゃなく速い場合があるので、自分の視力と反射神経を試されることがあるかもしれません。

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イギリスの蛇口は2つに完全にわかれていることが多い

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丁寧に「とても熱いお湯」と警告

次に、水道の蛇口と水温。イギリスの蛇口は2つに完全にわかれていることが多いです。一つが水で、もう一つがお湯。冬場など、寒いからといって、お湯で手を洗おうと思ったが最後。とても危険な場合があります。つまり、熱湯が出てくるのです。写真のように「Very Hot Water(とても熱いお湯)」と警告されてしまったからには、どれだけ熱いかは、恐ろしくて挑戦できません。意図としては、「栓をして溜めてお湯と水をミックスして使いましょう」なんだろうとは思うのですが、この写真のシンクには栓もないので「熱湯で洗ってやけどするか、冷たい水で洗って凍えるかは、自分で判断してください」ということなのでしょうか・・・。警告されてない蛇口もあるので、どうぞお気をつけて。

これは、私が体験したもの。地域によってルールも違うかもしれませんが、ご参考までに。

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