イギリスの子育てサポート施設

公開日 : 2010年07月31日
最終更新 :
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うちのチビも7ヶ月。「ゆっくり成長してね」と言ってはみたものの、猛スピードで成長してます。体重は生まれた時の二倍。首が据わり、寝返りし、離乳食も始まり、ハイハイもします。私の家族は日本在住。だんなさんの家族は私たちの住んでいるところから車で5時間かかるスコットランド在住。子育てをサポートしてくれる家族が近くにいません。初めての妊娠・出産を経て「海外で子育て。助けてくれる人がいない」という状況は、とても不安なものでした。そんな中で、イギリスの子育てサポートのシステムに助けられた感じがします。とても行き届いているなぁと思います。

「シュアスタート チルドレンズセンターズ(Sure Start Children's Centres)」という国が運営している子育てサポート施設があります。各地域に図書館と同じ数くらいあります。私が住んでいるイングランド北東部ゲイツヘッド市には15件。我が家からの徒歩圏内に2件あります。このセンター0から5歳の子どもとその家族を支援しています。私の場合、子育て初心者で赤ちゃんと家の中に二人でいても何をしていいかわからなくて、チビが2ヶ月の頃からセンターが主催する遊びのグループに参加し始めました。遊びのグループは、歌を歌ったり、工作をしたり、おもちゃ遊びをした後、おやつを食べます。2ヶ月だと、チビはほとんど寝てるばかりで、連れ出す意味がないかもと思ったりもしましたが、他のママたちや、センターのスタッフと話をするだけで、私の方がかなり勉強になるのです。私は母乳育児に苦戦していたので、母乳についての情報を交換したりしてましたし、寝かしつけ、離乳食、ベビーシッター&保育園探し、仕事復帰のことなど、すべて助けてもらいました。センターでは遊びのグループだけでなく、赤ちゃんの感覚を刺激するベビーセンサリーのクラス、ベビーマッサージのクラス、プールのクラス、赤ちゃんの健康チェックの日などがあり、すべて無料でこのサービスを受けられます。

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ベビーセンサリーのクラスでは、いろんな光を見たり、いろんな感触のものを触ったり。

センターのサポートで一番助かっているのが「おもちゃ図書館(トイライブラリー)」。登録すると、おもちゃ、赤ちゃん用品、CD、本などが借りられます。各自治体で料金設定は違いますが、ゲイツヘッドの場合、半年の登録料が4・5ポンド(約630円)。そして、おもちゃを一つ借りるたびに、20ペンスから2ポンド(30円から150円)かかり、一人3品まで、4週間借りられます。おもちゃ図書館のスタッフは、育児初心者の私なんかより、ずっと子どもの発達と遊び・おもちゃについて詳しく、いろいろアドバイスをもらえるのも助かります。私はこれまで、ベビーソファー「バンボ」、ガラガラ、ブロックなどを借りました。いろいろ借りてみて赤ちゃんが気に入るおもちゃを見つけられるのも楽しいものです。赤ちゃんは成長が早いので、高いおもちゃを買ってもすぐに使わなくなるので、おもちゃ図書館は経済的にも家計を助けるいいアイデアでもあります。

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音の出るおもちゃはうちのチビにも大好評。

イギリスで出産、育児を考えているという方には、ぜひとも活用してもらいたいオススメの施設です。

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