ヨークシャー、ワーンサイドの丘へ
緑の丘と谷の風景で知られるヨークシャーデールズ(Yorkshire Dales)には、「ヨークシャーのスリーピークス(Yorkshire Three Peaks)」と呼ばれる名峰イングルバラ(Ingleborough 723 m)、ペニーゲント(Pen-y-ghent 694 m)、ワーンサイド(Whernside 736 m)があります。その三峰のうち、未踏だったワーンサイドを歩いてきました。
ヨークシャーデールズの町セトル(Settle)近郊と湖水地方のあるカンブリア州の都市カーライル(Carlisle)を結ぶセトル・カーライル鉄道(Settle-Carlisle Line)沿線でも、特に、風光明媚な場所として知られる高架橋のたもとがワーンサイドのウオーキングコースの起点になっています。
じょじょに眼下に遠のいていく風景を愛でながら2時間ばかりなだらかな小道をのぼっていくと頂上に。頂上からは、東側にウォーキングの起点の高架橋の望めるホークシャーデールズの風景や、
5月にのぼったイングルバラが見渡せました。
そして、西側には、左手はるか彼方に青くかすむ大西洋の広がりと、右手には湖水地方の山々が......。
うす曇りで白かった上空に青空が広がると、大地の緑がまぶしいほどに輝きはじめます。親子連れの羊に、「ちょっとこっち向いてくれない?」などとお願いして写真を撮らせてもらったり、
「ずっと向こうを向いててね」と心の中で念じながら牡牛のいる野原を横切ったり、
売りに出ている農家の軒先をかすめたり。
そうこしているうちに12.5kmのサークルルートを歩ききって起点の高架橋のもとへ。
一度にスリーピークスを制覇というのはきついに違いないけれど、わたしでも、もうひとつなら行けそうかなという感じ。そよ風とお日さまに恵まれたとても心地よいウォークとなりました。
今回の記事は、ギブソンみやこがお届けしました。
執筆者別に記事をご覧になりたい場合は、以下のリンクより執筆者別目次のページをご利用ください。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。