エディンバラで日本人旅行者を標的にした詐欺事件

公開日 : 2013年01月30日
最終更新 :

エディンバラ日本国総領事館から日本人が共犯とみられる偽警察官による詐欺事件についてのお知らせが届きました。とても気になる内容だったので以下に転載します。

【注意喚起】

<日本人が共犯とみられる偽警察官による詐欺事件の発生>

ロジアン・ボーダーズ警察からの連絡によりますと,1月26日(土)午後,エディンバラ市内で2件の偽警察官による詐欺事件が発生し,日本人旅行者2名が被害に遭いました。本事件には日本人らしき男の共犯者がおり,その男が囮(おとり)役となって日本人旅行者を標的に詐欺行為を行っているとのことであります。同警察は「警察官は常にIDを携行しており、また,キャッシュカードやクレジットカードの情報を尋問することは無い」としており,「このような事態に遭遇した場合は、要求を断り、最寄りの警察署に届け出て下さい」と注意喚起しております。

<事件概要>

1件目は26日(土)午後3時30分頃,エディンバラ市内Playfair Steps(国立美術館近く)において,2件目は,同日午後6時15分頃,ブロートン通り(Broughton Street)において発生し,手口は概ね以下のとおりです。

邦人被害者Aさんが一人でいるところに,日本人らしき男Bが日本語で自分(B)の写真を撮って欲しいと近づく。Aさんが写真を撮り,Bと会話をしていると,私服警察官を装った白人男2名がIDらしきものを見せ「セキュリティチェックを行っている」または「ファイナンスチェックをしている」として二人に近づく。

偽警察官は二人にキャッシュカードやクレジットカード等の検査を要求すると,まずはBがその指示に従い自分のカードを偽警察官へ手交する。偽警察官は携帯している機械(レストラン等の支払いで用いられるような携帯型カードリーダーのようなもの)にBのカードを差し込み,Bへカードの暗唱番号を入力するよう促す。 共犯者であるBは素直に暗証番号を機械に入力すると,偽警察官はカードをBへ返却する。 偽警察官はAさんからも同じく,キャッシュカード等のカードを受け取り,機械にカード情報を読み込ませ,Aさんのカードの暗証番号の入力を促す。カードはその場で返却されるが,Aさんが,同日宿泊先にて,ご自身の銀行口座から勝手に現金が引き出されていることに気づく。

<警察からの協力依頼>

ロジアンボーダーズ警察では本件詐欺事件に関する情報を集めております。また,本事件に関与した男の情報を以下のとおり公表しました。

・容疑者の一人は日本人と見られ、40-50歳、やせ形で髪は短く、事件当日はインディゴブルーのダウンジャケット、セーターに黒っぽいズボンを着て小型のデジタルカメラを携帯していた。

・警察官を装った容疑者の一人は,白人で40-50歳、太めの体型で,事件当日は黒いセーターに黒いズボンを着用していた。

・警察官を装った容疑者の他方は,同じく白人で40-50歳、やせ形で,事件当日は黒っぽい服装であった。

ロジアン・ボーダーズ警察連絡先:電話番号 0131-311-3131

以上です。エディンバラにかぎらず、イギリスの観光地をご旅行のさいにはくれぐれもご注意を!

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