メキシコという国
ご存知の通り、メキシコはとても自然が豊かな国です。
ジャングル地帯もあるし、北部の乾燥地帯も、世界有数のビーチリゾート地もあります。
歴史もあるし、遺跡もたくさん、料理はおいしいし、ビールやワインもおいしい。
インディヘナが生み出す作品はメキシコらしくカラフルでとても美しく、日本でも人気です。
それに何より、フレンドリーな国民性。
私も縁があってメキシコに住んでいるので、メキシコのことをもっとよく知ってもらいたいと思うし、来てもらいたいなぁと思っています。
でも、、、、
やはりネックになるのがメキシコの治安問題。
他の国のようにスリや強盗、車上荒らし、詐欺等はもちろんですが、メキシコの問題は何よりマフィアと警察機関だと思います。
メキシコ人は他の国でも同じだろうとよく言うし、マフィアもマフィア同士でやりやってるだけだから大丈夫だと言います。でも、そんなことはありません。
今までマフィアの闘争に巻き込まれ、銃弾や爆弾でなくなった方が何百人、何千人といることでしょう。
マフィアによる頭部を切り落とされた残忍な大量殺人事件も一度や二度ではありません。
そしてそれを正しく報道しようとした正義感と勇気をもったジャーナリストやその家族が報復のためどれだけ殺されたか・・・
メキシコはジャーナリストにとって危険な国ランキングでも上位に載っているそうです。
信用できない警察。
警察もマフィアと癒着していることが多いし、メキシコで事件が明るみにでない率(本来刑務所に送られるべき犯人が逃れている率)はなんと98%だそうです。
もうほぼ100%という信じがたい数字が出されています。
適当な無実の人を犯人に仕立て上げて刑務所に送り、事件を解決させるという故意の冤罪事件の噂もよく聞きます。
メキシコは世界一の富豪がいる国でもあり、労働人口の80%が低所得層というものすごく貧富の激しい国でもあるので、日本円でたった数万円で簡単に依頼されて人を誘拐したり、殺したりする人がいます。
ここ比較的安全だと言われているグアダラハラでも、先日郊外の森でマフィアの子供をいじめていた少年2人が生き埋めにされたという事件がありました。
メキシコの悪いイメージを植え付けるのがこのブログの目的ではなく、こんなステキな国で安全に楽しく過ごしてもらうために、あらかじめ知っておいていただきたいと思い書いています。
危ないと言われている地域には近づかず、目立たないように、メキシコを満喫してください。
私も移住してから危険な目に遭ったことはありませんが、日々防犯意識は高く持つようにしています。
(7月お題"旅行する前に知っておいた方が良いこと")
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