[告知] グアムで一番大きなお祭り!!

公開日 : 2009年07月10日
最終更新 :
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グアムの人たちにとって一年で一番大切な祝日が、1944年にグアムが解放されたことをお祝いする、毎年7月21日の『Liberaion Day(リバレーション・デイ)』。

この1年で一番大きな祝日をお祝いするために、今年は6月24日から8月2日まで、パセオ球場とチャモロビレッジのすぐそばで、『Liberaion Day(リバレーション・デイ)』のお祭りが繰り広げられています!!

もちろん、クライマックスは7月21日の『Liberaion Day(リバレーション・デイ)』当日。

グアムの首都Hagatna(アガーニャ)ではリバレーション・クィーンが選ばれ、各村を代表するカラフルな祭車が行進する盛大なパレードが行われます!

パレード沿いの通りには食べ物、ドリンクの出店や家族でバーベキューする姿も見られますよ。

私がちょっとだけ複雑な気持ちになるのは、実はこの『Liberaion Day(リバレーション・デイ)』は、真珠湾攻撃の2日後から31ヶ月間にわたった、日本軍の占拠からアメリカ軍が解放してくれたことをお祝いする祝日だということです。

実はグアムは1521年にマゼランによって発見され、1565年にスペイン王国の領地と宣言されてから、ずっといずれかの国の支配を受け、原住民族チャモロ人は苦難の時代を過ごしたといわれています。1899年に333年間続いたスペイン統治が終了し、アメリカ領となってから、アメリカはグアムにおける英語教育と衛生教育を進めました。そこへ1941年、アメリカ軍が手薄だったグアム島を日本が占拠し、アメリカ軍をかくまった地元住民への残酷な拷問を行ったと伝えられています。

実際7月21日はアメリカ軍がグアム島奪還のためにAsan(アサン)とAgat(アガット)に上陸した日で、その約20日後、8月11日にグアムはアメリカ領となりました。

300年以上続いたスペイン統治に比べると、アメリカによるグアム島の統治はまだ100年強。

グアムでもっとも大きな『Liberaion Day(リバレーション・デイ)』というイベントの歴史も今年で65回目。

先日のオバマ大統領誕生はグアムでも熱狂的に喜ぶ地元民が多かったのですが、大統領選挙権のないアメリカの準州とはいえ、グアムの人たちが米国民であることを誇りに思っているというのは、アメリカのグアム統治の手腕のようにも感じます。

The 2009 Liberation Day Carnival (グアム解放記念日カーニバル)

期間:

2009年6月24日〜2009年8月2日

場所:

パセオ球場、チャモロビレッジ周辺

時間:

月〜木18:00〜24:00

金18:00〜2:00AM

土・日14:00〜24:00

7月4日(アメリカ独立記念日)・7月21日(グアム解放記念日)14:00〜24:00

第62回グアム解放記念日

日時:

2009年7月21日(火)10時から

場所:

ハガニア地区マリン・コアドライブ沿い(チャモロビレッジ向かい)

(ガバナーズ・ハウスからパセオ公園まで通行止め)

入場料:

無料

*夜9時にはアガニア湾で花火があがります。

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