グアムの人たちの夏休みの過ごし方

公開日 : 2009年08月24日
最終更新 :
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日本ではまだまだ夏休み中ですが、グアムでは3ヶ月くらいあったなが〜い夏休みが終わり、10日ほど前から学校が始まりましたよ。

以前ブログ記事でも書いたのですが、グアムには先住民族であるチャモロ人のほかに、さまざまな人種、民族の方たちが住んでいます。その内訳は資料によっていろいろと違ったりするのですが、Wikipediaの情報を参考にすると、チャモロ人47%、フィリピン人25%、白人10%、中国人、日本人、韓国人、その他18% (スペイン統治時代にチャモロ人とスペイン人の混血化が進み、現在純粋なチャモロ人は存在しない)とされています。

だからグアムの人たちの夏休みの過ごし方もいろいろです!

学校は3ヶ月近くもお休みになるのに、グアムにはサマーキャンプというものがあまりないらしく、ご両親は子供たちに何をさせるか頭をひねってしまいます。

結果、やっぱり海外脱出組が多いみたいですよ!

まずグアムのアッパーな層を形成する人たちは、誰かしらアメリカ本土やハワイなどにご親戚や昔ながらのお友達が住んでいたりするケースが多いので、最低1回はグアムを出て旅行します。大体3〜4箇所くらいを1ヶ月くらいかけて旅行するという感じで、日本人からするとなんとも贅沢な感じ。でも、こういう場合はあまりホテルにお金をかけず、大体知人宅や知人の別荘のようなところに泊まることが多いと思います。

他にもフィリピンやタイなどのアジア、はたまたヨーロッパ圏の人と国際結婚をしている人たちは、やはり相手の方の国に2週間以上、奥様方はお子さんと一緒に1ヶ月以上滞在し、さらにその近くの国を旅行してくるケースがとても多いです。

彼らの中には日本が大好きな人もたくさんいますが、やはり日本の夏は暑いということで、どちらかというと冬に北海道などにスキーに行く人が多いでしょうか…。私は“ニセコ”という地名を、グアムに来てからこちらのひとたちに初めて教えてもらったくらい!

そうそう、グアムのお金持ちの人の中には、日本に有名人が来てコンサートを開くと、都内の一等地の高級ホテルに泊まって、グアムからわざわざ2泊くらいでコンサートを見に行く人もいますよ!

また逆に本土に留学(?)している学生たちが、お休みの間グアムに戻ってくるケースもあります。彼らは懐かしい故郷の海と太陽がと〜っても恋しくなるみたいで、グアムに戻ってくると、また大学に戻りたくなくなるとか。

一方どちらかというと出稼ぎに来ている人も多いグアム。

実はミクロネシア連邦の人たちは、ビザなしで特別にグアムで働けることになっているんです。グアムはカリフォルニア州の法律に準じているので、最低賃金レベルもアメリカ本土と同じ。だから彼らはせっせとふるさとの家族に送金します。

7月、8月は日本からの観光客の方たちでにぎわう時期なので、出稼ぎに来ている人たちも働き時でグアムにいることが多いですが、その前後に1〜2週間ほど帰島する人たちを見かけます。

いずれにしても、ここ数週間、グアムを不在(オフアイランド)していた人たちが戻ってきて、にぎやかになってきましたよ:D

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