Happy Easter!

公開日 : 2011年04月25日
最終更新 :
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昨日、4月24日はキリスト教ではクリスマスより大きな意味を持つご復活祭、英語でいうEaser(イースター)の祝日でした:)

春分後の最初の満月の後の日曜日をイースターにすると決められているので移動祝日なのですが、この時期になると多くのイースターにちなんだグッズやお菓子などをあちらこちらでみかけます。またイースターの週末にはさまざまなホテルなどで子供たちのためのプログラム(エッグハント=卵探し)などのイベントが行われ、宗教に関係なく誰もが楽しめるようになっています。

とはいえ、スペイン統治時代の影響でカトリック教徒の多いグアムでは、宗教的な意味でイースターを大切にされる方も多く、イースター前の一週間=聖週間(Holy Week(ホーリー・ウィーク)はイエス・キリストさまの受難とご復活を想い、たくさんのごミサが行われます。

私は今まで家族とはクリスマスにはイブの夜のごミサ、イースターには当日の朝のごミサに出ていたのですが、今年は先日『PRAY FOR JAPAN Fundraiser "Japanese Foods Meet Wine"(日本のために祈ろう ~ジャパニーズ・フーズ・ミーツ・ワイン』にお祈りにいらしてくださったサンティアゴ神父さまとお目にかかったときに、イースターのイブのごミサが一番きれいと教えていただき、私の所属教会ではないのですが、サンティアゴ神父さまのいらっしゃる通称Chalan Pa'go Church(チャランパゴ教会)の夜8時のごミサに与ってきました。

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ごミサが始まる夜8時前、皆が席についたころにアナウンスがあり、ごミサの最初の部分を外で行い、ひとりひとりもキャンドルを手に持ってごミサを受けてくださいと言われました。

教会内、特にごミサ中は写真を撮ることができないので、外でだけ撮影させてくださいとお願いしたら、もちろんいいけれど、真っ暗だから撮影できるのかしら?と言われたのですが...。

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若干の街灯や建物を照らすイルミネーションの光があるとはいっても、漆黒の闇の中に神父さまと従者の方と子供たちが、ゆらめく炎の前でとても幻想的に浮かび上がっています。

イエス・キリストさまは私たち人間の罪を代わりに背負い、十字架に磔にされて亡くなられるのですが、処刑の3日後に復活をされたと言われています(このご復活を信じることが、信者にとってはとても大きいことです)。外で行われたこのごミサの最初の部分は、そのようなイエス様の受難を再現するかのようでした。

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そしてこの火をキャンドルに灯した従者たちと一緒に教会の中へと皆で移動するのですが、その様子もとても幻想的。

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東京からグアムに来たときはそれでも驚きましたが、やはりホテルの多いタモン地区に住んでいる私にとっては驚くほど、この日夜空を見上げると星がたくさん輝いていて、神聖なキャンドルの光と、きらきらと輝く星々が本当に美しい夜。

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教会に入るとごミサの最初のうちはわずかな光とキャンドルライトだけで式が執り行なわれ、途中から喜びにあふれた聖歌と共に教会に明かりが灯され、さらにごミサが進められていきます。

途中生まれたばかりのベビィちゃんから小学生くらいのお子さんまで10人ほどの洗礼式もあり、私は初めて他の方の洗礼式に立ちあうことになったので、とても感動しました...。

英語やチャモロ語で歌われる聖歌など、ひとつも知らないけれど、それでも心が洗われて喜びに満たされていくような感覚を覚え、通常45分から1時間ほどのはずが2時間20分という長いごミサでしたが、とてもすばらしいごミサで、ひとりでも遠くまで来てよかったと思いました。

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ごミサの後にはみんなで神父さまにご挨拶をしてから帰るのですが、親戚一同がみんなこうして集まって、神父さまとお話をする様子や、この日洗礼を授けていただいた小さな女の子を神父さまがぎゅっと抱きしめて額にちゅ~っとキスをする様子を見ていると、心から温かい幸せな気持ちになりました。

この日ははからずも世界各地でアースデイのイベントが行われ、日本でもシフトエネルギーのイベントなどが行われたようですが、大きな力のおかげで生かされている私たちが、この地球のためにできることを始めるためにも、余計なものを捨て、新たに一歩を踏み出して行かれたらと心から願っています。

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