グアムでヘルシーに食べるためのガイドブックが発刊!

公開日 : 2013年03月11日
最終更新 :
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せっかく旅行に来たのだから地元のお料理が食べたい〜!という方も多くいらっしゃると思いますが、グアムの郷土料理といえばチャモロ料理で、いわゆるチャモロ料理だけをお腹いっぱい食べられるレストランって実はとても少ないグアム...。

グアムはスペイン、アメリカ、日本など全く別の文化の国に植民されていた時代が長く、お料理もいろいろと影響を受けている上に、現在ではフィリピン人の方の人口がチャモロ人の人口に追いつこうというほどであることもあり、フィリピン料理の要素も入っています。

本来のチャモロ料理がどれほどお肉を食べていたのかわかりませんが、恐らくもともとはそれほどたくさんお肉は食べられなかったはず...。それがスペインに占領され家畜を飼うことを知り、アメリカの影響でかなりお肉を食べるようになり、なんだか"グアムでみんなが好きなお料理=バーベキュー"のようになったのではないかと、私自身は推察しているのですが...。

前置きが長くなってしまいましたが、いずれにしてもグアムで外食をすると、本当にお肉ばかり食べることになるので、日本から遊びに来てくれたお友だちには、少し胃がほっとするものが食べたいけれど、どこがいい?なんていう質問を頂くこともよくあるのですが、このたびグアムでヘルシーなお料理が食べられるレストラン・ガイドブックが発刊されたので、ご紹介しますね!

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2013年1月10日に"Seventh-Day Adventist Guam Clinic(セブンス・デイ・アドベンティスト・クリニック)=通称SDAクリニック"の主催で、このガイドブック『The Better Living Guide(ザ・ベター・リビング・ガイド)』の発刊記念パーティーが行われました。

アメリカ同様グアムでも肥満症や糖尿病の増加、また若年化が大変問題になっていて、最近では映画館で映画を見ていると、グアム政府による食べ過ぎを抑えエクササイズをするようにという広告が上映されるようになったほど。そこでこのガイドブックには知事、副知事からのメッセージも添えられて発刊されるにいたりました。

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このガイドブックの見方は、各レストランの紹介のページの下に3つずつオススメのメニューが紹介されていて、それぞれグリーン、イエロー、ブルーに塗り分けられています。

グリーンはSDAイチオシの3スター・メニューで、カロリーが400キロカロリー以下、脂質が15%以下、糖分が5グラム以下、食物繊維が3グラム以上、コレステロールが0ミリグラムというお料理。

イエローは2スター・メニューでカロリーが500キロカロリー以下、脂質が15%以上20%以下、糖分が6グラム以上8グラム以下、食物繊維が2グラム以上、コレステロールが300ミリグラム以下。

ブルーは1スター・メニューでカロリーが600キロカロリー以下、脂質が20%以上30%以下、糖分が9グラム以上12グラム以下、食物繊維が1グラム以上、コレステロールが300ミリグラム以下となっているので、メニュー選びの参考になります。

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実際のレストラン紹介のページはこのようになっていて、レストランの場所、営業時間、連絡先が書いてあり、その下にオススメの3つのメニューが紹介され、それぞれどのようなものが食べられるのかが書いてあります。

こちらで紹介されている22のレストランと食材店1店のうち、完全にベジタリアンのメニューしか扱っていないのは"Seventh-Day Adventist Guam Clinic(セブンス・デイ・アドベンティスト・クリニック)=通称SDAクリニック"が経営する"Simply Food(シンプリー・フード)"と"Heavenly Veggies(ヘブンリー・ベジー)"の2店舗のみで、あとは普通にお肉が食べたい方も満足できるレストランを扱っています(というか、中にはベジタリアン・メニューを扱っているというには少し苦しいのでは...というレストランもいくつか含まれていますが...)。

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例えば、今回発刊記念パーティーが行われた『Table35(テーブル35)』はこれまであまりベジタリアン・メニューを扱っている印象がありませんでしたが、2013年2月から毎週水曜日にベジタリアン・スペシャルがフィーチャーされ、レギュラー・メニューにベジタリアン・メニューが3つ追加されるようで、グアムでも本当にヘルシー志向の方のレストランが増えてきているな〜という印象を受けます。

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このガイドブックは2013年度版ということで今後長く続けられていく活動になると思いますが、それとはまた別にカトリック教徒の多いグアムでは、春のイースター前の約1ヶ月半ほどの英語で言う"Lent(レント)"と呼ばれる期間、禁欲的な食生活をする人も多く、特に四足の動物のお肉をやめたり、中にはライスが好きだからライスをやめるという人がかなり見られます。

そのためこの"Lent(レント)"期間中はベジタリアン・メニューやシーフードを中心とした特別メニューを提供しているお店や、お肉をサラダに変えてほしいという依頼に応えてくれるレストランが増えるんですよ。

ちなみに上の写真は"Aji-Ichi Japanese Restaurant (味一)"の看板メニューである"味一弁当(12.25ドル)"の鶏の唐揚げをサラダに変えていただき、50セント追加して白米を玄米に変えていただいたもの。こんなリクエストができるのが、ちょっとグアムっぽいですよね。

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加盟店のドアにはこのようなステッカーやポスターが張られているのですぐにわかるはず!

『The Better Living Guide(ザ・ベター・リビング・ガイド)』は各加盟店と"Seventh-Day Adventist Guam Clinic(セブンス・デイ・アドベンティスト・クリニック)=通称SDAクリニック"で無料で受け取ることができます。

グアムでもヘルシーなお食事を心がけたい方、ちょっと胃が疲れてしまった方はぜひ試してみてくださいね!

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